ニーム

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11月14日~11月15日

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<メール>ニーム通信@パリ

Fri, 15 Nov 1996 22:40:09 +0100

今ニームから戻ったところです。ニームからの帰りは予定していた飛行機がストのため飛ばなくなり、急遽TGVで帰ってきました。飛行機で50分、TGVでは4時間です。夜で何も見えず、ひたすら寝てきました。これからもこういうことがあるのかと少々心配になってきました。

(写真)

昨夜ニームにてこのメールをお送りしたのですが途中でネットワークエラーの表示が出て中断しました。そちらに変な形で届いてなければいいのですが。接続は問題なくできたのですが、通信環境に若干問題があったようです。

<以下現地時間14日夜作成>
朝早くパリを発ち南フランスのニームにやってきました。メディアテークという名前を知るに至ったメディアテークゆかりの地?です。が、メディアテークだと 思っていたのは、ただの現代美術館と図書館でした。とはいっても、中央の大きな自然光にあふれたアトリウムを囲んで、上下階、そして周辺と一体となる空間 はすばらしく気持ちのいいものです。建物正面向かい側にローマ時代の建造物があり、広場を共有する形でこの建物は建っています。ニームはローマ時代の遺跡 で知られる一方、熊本のように現代建築家の作品も非常に多く、まだ見てませんが黒川紀章のものもあります。

写真は紀元4世紀頃の Maison Caree の列柱ごしに見た現代美術館・図書館(カレ・ダール)です。内部の写真やビデオもとりましたが、調子に乗ってとっていたら最後に監視の女性に怒られてしまいました。

その後は観光! 紀元1世紀頃のローマ時代のアリーナは現在も闘牛場やイベント会場として活用されています。ここではガイドの説明をたまたまいっしょに なったモンテカルロからきたというフランス人の老夫婦が私のためにいっしょうけんめい英訳してくれるという本当に心温まる体験をすることができました。2 枚目の写真はニームの街角、闘牛をやるというだけあって道行く人はスパニッシュっぽいような気がします。夕食のレストランでもギターをかかえた二人組がフ ラメンコ系の歌を声を張り上げ歌ってました。3枚目の写真は夕暮れの路地。ニームに来ること自体、その意義に少々疑問を持っていましたが、来て本当によ かったと思います。あしたは黒川紀章に敬意を表して夕方パリに帰る予定です。

なお、接続ですが、パリのホテルで借りたコネクターを、こんなこともあろうかとそのままこちらに持ってきたのが功を奏しました。いつかフランスに来る人のためにこのままもって帰っちゃいましょうか?? ^^

(写真)

遺跡ごしに見たカレ・ダール

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モンテカルロから来た老婦人たちと

(写真)

スペインのかおり

(写真)


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拾遺 in ニーム

(写真)

カレ・ダール エントランスホール

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中央に大きな吹き抜けの階段(ステップはガラス)
地下と2階が図書館、3/4階が現代美術館

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ビデオと並んでパソコン端末も多い

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図書館の閲覧室・フランス人は勤勉?(8ミリビデオ撮影)

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黒川紀章の作品(下遺跡の引用部分)

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ローマ時代の門


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<入手資料>

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