せんだいメディアテーク

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さまざまな人々とメディアテークの協働による創造・発信の成果や記録を公開しています

アーカイブ開館まで|リンツ

リンツ

リンツ

11月20日~11月21日

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<メール>リンツ通信です

Thu, 21 Nov 1996 11:04:12 +0100

リンツはモーツァルトの曲名が有名なこともあってなんとなくわかっているつもりでしたが、今手元にあるのはリンツについてのドイツ語の説明のみでよくわか りません。リンツ行きの飛行機の中から感じていましたが、ビジネスマンっぽい人がほとんどで、さらにこのホテルにはそれこそビジネスマンしかいないという 感じがします。ちなみにこのホテルの隣にデザインセンターという見本市会場みたいなのがあるのでそのせいかもしれません。空港からはタクシーでしたがまだ 6時半というのにタクシーがさっぱり来ず、前の人が携帯(携帯はヨーロッパのでどこに行ってもすごい普及率です)で呼んでくれ、さらに相乗りでした。授業 のドイツ語はすっかり忘れましたがWohinという単語はバッハのマタイ受難曲の中に盛んに使われていることもあってすぐ答えることができました。学校の 勉強より趣味が役に立ちました。などと言うとすごいクラシックファンのように聞こえるかもしれないけど最近はぜんぜんなんで念のため。
ZKMで紹介してもらったアルスエレクトロニカの人とはまだコンタクトがとれていません。まあ、だめもとで行ってみます。接続は、カールスルエで作ったや つでは結局使えませんでした。つながってはいるのですが、これは構内電話の特殊な信号体系らしく変な音がするのでモデムをこわしちゃ大変と思い断念しまし た。受付で聞いたらそっけなくdoes not work,sorryと言われ、そのかわり裏の方の部屋の端末を使わせてくれました。アクセスポイントは国内にはなく、今回はミュンヘンです。

(写真)

リンツ市街(正面は市庁舎)


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<メール>リンツ通信 2

Fri, 22 Nov 1996 23:20:29 +0100

アルス・エレクトニカ・センターに行きました。
建物は意外に小さくて驚きましたが、次々と訪れる入場者の多さにはもっと驚きました。子供からお年寄りまで、個人から団体まで、ひきもきらない入場者に対して、そろいのオレンジ色のTシャツを来た若者が説明やアシストに大わらわといった感じでした。

床と三方向の壁がスクリーンになった部屋の中で繰り広げられる3D仮想空間は3Dマウスによる操作のおもしろさもあって、かなり楽しめるものでした。マウスを手にしてナビゲートする係員の、障害物に対してつい身をよけてしまう動作が印象的でした。
その他シムシティならぬシムリンツ(エンターテインメントというより結構シリアスな交通対策のシミュレーションとのこと)、普段は完全に開 放されている教室(ネットワークによる大学との共同事業)、毎年行われているマルチメディアコンクールであるアルスエレクトロニカフェスティバルの作品 データベース、ドナウ越しにリンツの町並みを見渡せる最上階のインターネット+イントラネットカフェ等々、中身の充実ぶりは大したものです。

これらを維持するためのコストが心配でZKMで紹介してもらった技術ディレクターのHoertner氏に聞いてみたら、確かに大変だがメーカーをスポンサーにしているので、という答え。仙台はどうするのかと聞かれ、またまた答えに窮してしまいました。アルスエレクトロニカは国際フェスティバルの実績が ものを言っているのだと思います。ちなみにスポンサーとして名を連ねているのはマイクロソフト、HP、DIGITAL、SIEMENS、シリコングラ フィック、オラクル、エリクソンなど私もよく知っているものほかオーストリア放送など、全部で13社で、日本の会社はありませんでした。
今のところ、市民の参加という観点ではまだまだ受け身であり、むしろアーティストレジデンスによるインスタレーションが中心になっているようです。 Hoetner氏は、市民がアーティストと一緒に考え一緒に行動する機会を作ることが重要だと言っていました。(と思います^^)

ヨーロッパでのノルマはこれで終了です。オランダデザイン協会のサカラ氏、ビデオテックドパリ、ZKM、AECととにかく人とのつながりを作れた事が最大 の収穫だと思っています。これからは遠慮なくEmailでのやりとりができます。ところでパリからフランス語のメールが来て困っています。どなたか訳して いただけませんか? ^^;

明日渡米します。パソコンの時計も変えなきゃなりません。

(写真)

アルスエレクトニカセンター
ドナウ川にかかるニーベルンゲン橋のたもと

(写真)

1階にある液晶タッチスクリーン端末、周囲をクッション材で保護され、天井からぶら下がっている(8ミリビデオ撮影)

(写真)

ナビゲーター(右)の3Dマウス操作で体験

(写真)


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<データ>アルス・エレクトロ二カ・センター

http://web.aec.at/center/centere.html
Hauptstrae 2 A-4041 Linz Tel: ++43-732-715200
Fax: ++43-732-712121-2

応対してくれた方
Horst Heltner 氏  Technical 部長

設立者

リンツ市が主体となり、北オーストリア州、関連企業の支援により設立。

設立の趣旨

  • 未来のミュージアムとして、情報化社会における市民のデジタル情報へのよりよいアクセスを進める。
  • デジタルメディアセンターとして、テクノロジーと文化と社会の学際的なインターフェースとなるダイナミックな環境を創る。
  • 1979年からオーストリア放送と共同で開催してきたアルスエレクトロニカフェスティバルおよび1987年から加わったとアルスエレクトロニカ賞を基盤とし、超現代的な建築によって新しい「知的環境」のモデルを提示する。

施設機能

バーチャルリアリティ(地下1f)
イリノイ大学による3m立法の空間内における立体映像装置をはじめ、いくつかのVR技術の展示のほか、アルスエレクトニカフェスティバルの作品が見られる。
LOGIN AREA (1f)
受付でセンター内で使用するカードを交付。中2階には空中飛行体験装置があり、エレベーターの床には打ち上げられるロケットから下を見下ろしているような映像が映し出される
CYBER CITY(2f)
「シムリンツ」など都市づくりのシミュレーションが行われる。
KNOWLEDGE NET(3f)
ネットワークを使った学習の場。大学とのネットワークが生かされる。
SKY MEDIALOFT(4f)
日中は、動画を含むセンター内データとインターネットに自由にアクセスできるインターネットカフェであり、夕方になるとメディアのさまざまなイベント会場となる
情報インフラ
光ケーブルとATMによるネットワークが張られ、大学とインターネットにつながっている。サーバーはONIXで大 量の動画データを提供する
セミナールーム
75名収容。ネットワークや10チャンネルオーディオなどを完備し、アーティストの発表の場としても貸し出す

スタッフ

Gerfried Stocker - ゼネラルマネージャー
Wolfgang Modera - ゼネラルマネージャー
Jutta Schmiederer - Festival Production
Horst Heltner - Technical 部長
Tom Teibler - Chief Technician
Peter Schoeber - Public Relations
Guenter Hupfer - Education マネージャー
Christa Schneebauer - Web Editor
Falkinger - Press & Information
Birgit Wasmeyer - Customer Service
Petra Bachl - Customer Service
Gnther Garzaner - Technician
Juergen Kern - Technician
Helmut Ws - Technician
Oliver Frommel - ネットワーク & コーディング
Thomas Weber - Networking & BOfH
Chris Mutter - Technician
Erich Berger - Technician
Karin Rumpfhuber - Assistant ( Festival )
Vaclav Cizkovsky - 3D Graphics
Mat Smith - Graphic Design
Elisabeth の Kapeller - Administration
Romana Staufer - Marketing Assistant
Michael Pointner - 3D Graphics
Dietmar Offenhuber - コンピュータ支援設計

事業

センター運営
アルスエレクトロニカフェスティバル
アルスエレクトロニカ賞
フューチャー・ラボ(ワークショップ等)

(写真)

地下1階の閲覧装置(イメージ図)

(写真)

3D立法映像装置概念図

(写真)

シムリンツ

(写真)

3Fネットワーク端末、遠隔学習にも使用

(写真)

メディアロフト
各テーブルにノートパソコン
イベント等も行われる

(写真)

ONIX


拾遺 in リンツ

(写真)

世界一、急な坂を走る電車
1898年開業
私が乗ったときは通学の小学生たちと一緒だった



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<入手資料>

アルスエレクトロニカセンター
MUSEUM OF THE FUTURE,128p冊子,独・英パンフレット,,英語
PRIX ARS ELECTRONICA 96,240p図書,独・英
PRIX ARS ELECTRONICA 96 computer animation,ビデオVHS,独語

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