録音図書の新刊案内です。 新刊につきましては、1回の貸出につき1タイトルのみの貸出とさせていただきます。ご了承ください。 なお、貸出リクエストの際には「4月号新刊案内の~番」と番号でリクエストいただいても結構です。 小説・エッセイなど 1.遅い春  伊集院静 著  全1巻 56分 この人とともに生きていきたいと願う倫子に、消防士の邦夫は「俺はその時がきた時、躊躇うことがないように生きていたいんです」と、倫子の言葉に心を開こうとしなかった。 2.夜と霧  ヴィクトール・E・フランクル  全4巻 360分 心理学者、強制収容所を体験する-この飾りのない原題から永遠のロングセラーは生まれた。"人間とは何か"を描いた静かな書を新訳・新編集でお送りします。 3.王妃の離婚  佐藤賢一 著  全10巻 855分 15世紀末フランス。時の権力者ルイ12世の離婚申し立てに、ジャンヌ・ドゥ・フランスは徹底抗戦の構えを示す。弁護側保証人までがルイ側に寝返る汚い裁判。裁判のあまりの不公平さへの怒りと、王妃の必死の願いに動かされ弁護を引き受ける田舎弁護士フランソワ。法廷サスペンス傑作巨編。 4.小さき者へ  重松清 著  全8巻 720分 荒れる思春期の息子になすすべを無くした父親が、ぎりぎりの思いで息子につづる手紙「小さき者へ」。脱サラに失敗し、妻子に去られてしまった主人公が、新しい一歩を踏み出すまでを描いた「青あざのトナカイ」。6編の短編は、いずれもごく普通の人の人生の中で起こり得る出来事ばかり。そして、読む者にとって深い共感を心に刻む作品です。 5.魔笛(まてき)  野沢尚(ひさし) 著  全10巻 900分 白昼の渋谷。無差別爆弾テロ。困難を極めた捜査の突破口になったのは、爆弾に仕掛けられていたプラスチックのビーズ玉。犯人が求めるものとは・・・。悪魔的な頭脳で日本を恐怖に陥れた犯人を、若き刑事と、その獄中の妻が追う。狂気を極限まで書き尽くす、著者渾身の書き下ろし。 6.昭和ジュークボックス  森まゆみ 著  全4巻 360分 空き地、路地、物干し、花電車、街頭テレビ、足踏みミシン、銀ブラ・・・。昭和30年~40年代の、歌のある東京アルバム。懐かしい曲満載のエッセイです。 時代小説 7.小さな茄子二つ  池波正太郎 著  全1巻 75分 「不覚者め。それでこのわしの門人と言えるか!!」小兵衛は、目の前うなだれている落合孫六(おとあい まごろく)を一喝した。腹に巻きつけていた百両の大金を奪われてしまったというのである。 8.待ち伏せ  池波正太郎 著  全1巻 79分 「親の敵...」夜の闇につつまれた橋のたもとで、秋山大治郎は凄まじい一刀をあびせられた。曲者はすぐに逃げ去り人違いだったことがわかるが、後日当の人物を突き止めたところ...。 9.江戸の精霊流し  平岩弓枝 著  全1巻 52分 「かわせみ」に新しく来た女中おつまは、きびきびと良く働き客あしらいも上手だった。るいやお吉も長続きしてくれれば良いと願っていた。しかし、東吾は柳原の堤で郷里へと墓参りに帰ったはずのおつまを見かけた。 ~御宿かわせみ28より~ 10.老博奕打ち 物書き同心居眠り紋蔵(ものがきどうしんいねむりもんぞう)  佐藤雅美(まさよし) 著  全6巻 495分 時と場所を選ばず不意に眠り込んでしまう奇病を持つ藤木紋蔵。さて今回の事件は。千両二千両の大勝負。男でも惚れ惚れするような親分・仁吉(にきち)が殺しの指図をした疑いで大番屋にしょっぴかれた。表題作他8編はどれもまさに痛快捕物帖。見当違いをやりながらも真相を探りあてる紋蔵の魅力がいっぱいです。 せんだいメディアテーク tel022-713-4484