録音図書の新刊案内です。 新刊につきましては、ご希望が多い為、1回の貸出につき1タイトルのみの貸出とさせていただきます。なお、貸出リクエストの際には「6月号新刊案内の何番」と番号でリクエストいただいても結構です。今回は、全てカセットテープの図書となります。図書を聞き終わったあとは、テープを必ず巻き取ってからお返し下さい。 [小説・エッセイなど] 1.スイス時計の謎  有栖川有栖(ありすがわありす) 著  全7巻 585分 2年に一度ひらかれていた"同窓会"(リユニオン)当日、メンバーの一人が殺害された。彼らはスイス製の時計を買い揃え、集まりにはそれを必ずはめることにしていた。ところが被害者のしていた時計が焼失。犯人の意図は?本格謎解きの4編を収録するお馴染み 国名シリーズの最新作。 2.夢熊野 紀和鏡(きわきょう) 著  全18巻 1620分 熊野を舞台に、源平の時代の歴史上の人物が生き生きと描かれる長編歴史小説。その中心となる源氏の血をひく鶴姫。歴史の流れの中で、常に暖かくも怜悧な目を持ち、人々を魅了した存在。 3.世界文学の名作と主人公 フランス編   全7巻 630分 フランス文学について、各作品のアウトライン、主人公ハイライト、作者の生涯、名句など情報が盛りだくさん。名作への道案内としてご活用下さい。 4.おもしろ日本音楽史   釣谷真弓(つりやまゆみ) 著  全5巻 450分 筝と琴の違い、わらべうたと民謡の共通性、門外不出の秘伝を執筆した雅楽師など演奏家ならではの感じ方、見方で、世界に誇る日本の音楽・伝統芸能の世界を紹介します。 5.見えない目で生きるということ 松井進(まついすすむ) 著 全5巻 405分 「松井さんは目が見えないのによく生きていられますね」と言われることがあります。多くの人はその後に「私がもし目が見えなかったら生きていけません」という言葉が続きます(本文より)。社会の中で視覚障害者がどのように創意工夫して暮らしているかを紹介し、その生活に関する質問にもお答えします。 6.バカの壁  養老孟司(ようろうたけし) 著   全4巻 315分 いくら話してもわかってもらえない。想いがどうしても伝わらない。誰もが味わう苛立ち、不快感。それを解くキーワードは「バカの壁」だった。これがわかると話が通じない人の思考がわかる。誰もがぶつかる人生の問題について「こんなふうに考えてみては」と様々な視点を提示したエッセイ。目からウロコのベストセラー。 7.つむじ風食堂の夜  吉田篤弘(よしだあつひろ) 著  全3巻  270分 十字路の角にぽつんと灯りをともした食堂。その食堂の皿は本当にうつくしかった。食堂を出ると、つむじ風が一つ十字路の真ん中でくるくる廻り続けていた。日本の懐かしい風景がうかぶ、夜の静かな町で語られる、あったかいお話。 [時代小説] 8.隠れ簑 池波正太郎(いけなみしょうたろう) 著   全1巻 84分  旅の途中で出会った目の不自由な武士と托鉢僧、いたわり合いながら旅をする二人が何故か大治郎の心に残った。江戸に帰って後、偶然試し斬りにされかかった僧を助ける。(剣客商売(けんかくしょうばい)7より) 9.勝負 池波正太郎 著 全1巻 72分 その試合について父に語った大治郎に小兵衛は「負けてやれ」と即座に言った。相手はその試合の勝敗に仕官がかかっていた。勝負を前に苦悩する大治郎には、間もなく初めての子が授かろうとしていた。(剣客商売11より) 10.妻恋坂(つまこいざか)北原亞以子(きたはらあいこ) 著 全5巻 405分おさとが針仕事に精を出して得た僅かな金も、 たった一人の身内のおひさがやって来ては、 ろくでなしの亭主のために持っていってしまう。おさとに密かな思いを寄せる塩売りの阿弥六(あみろく)は、無益だと知りながら爪に火をともして貯めた大枚五十両を差し出すことに・・・。「返討ち」他7編を収録。江戸市井に暮らす女の悲しさ、 愛しさを細やかな筆致で描きます。 せんだいメディアテーク tel022-713-4484