臼井良平

1983年静岡生まれ、東京在住。モチーフの持つ飄々とした存在感や素材の質感を手がかりに制作をつづけ、近作ではプラスチック容器の形態をしたガラス彫刻を発表している。主な展覧会に個展「PET(Portrait of Encountered Things)」(2012年無人島プロダクション)、グループ展「RYUGU OVER!!」(2012年 竜宮美術館)など。

加藤 泉

1969年島根県生まれ。1992年武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。自分自身の指を使った油彩画を中心に制作を進めてきたが、2004年より直彫りの木彫の制作も始める。2007年ヴェネツィア•ビエンナーレに出品するなど、東京都現代美術館、国立国際美術館、箱根彫刻の森美術館等、展覧会に多数参加している。

毛利悠子

1980年生まれ。美術家。独特な機械構造を用いて展示環境全体を有機的かつユーモラスに構成するインスタレーションを制作。大学在籍時よりエリック・サティの作曲作品をモチーフにして環境音をピアノの楽曲として再生成する「Vexations」を国内外で発表。「トランスメディアーレ2006銀賞」を受賞。2012年には、東京都現代美術館のブルームバーグパビリオンにて『サーカス』を展示。

坂口恭平

1978年熊本県生まれ。建築家、アーティスト。早稲田大学理工学部建築学科卒業。卒業論文として発表した路上生活者の家の調査が、『0円ハウス』という写真集としてリトルモアから出版される。坂口恭平を追ったドキュメンタリー映画『モバイルハウスの作り方』が2011年に上映された。2011年5月、新政府を樹立し、初代内閣総理大臣に就任。最新の著作は『独立国家のつくりかた』(講談社現代新書)。

L PACK

バックパックに詰めた道具を様々な場所で開封し「コーヒーのある風景」をつくりだす。作品は廃旅館を複合施設にコンバージョンした「竜宮美術旅館」(横浜/2010-2012)や、公共施設内に公園をつくるプロジェクト「L AND PARK」(東京/2011-2012)などがある。現在埼玉県北本市にて、暮らしながら建物に手を加えていく建設的なプロジェクト「OUR ATELIER HOUSE PROJECTS」を進行中。