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2009/07/22
賽は投げられた。あっぺとっぺな遊び場が出現！！

7月18日（土）18時。サイは投げられた。ジャンボサイコロが宙を舞い、せんだいメディアテークにあっぺとっぺな遊び場が出現しました。これは、もはやせんだいメディアテークの夏の風物詩と言っても良いかもしれません、恒例の「青葉縁日シリーズ」の内覧会の様子です。
毎回、縁日という非日常空間の中で様々な事象や事柄と融合しながら展開される「青葉縁日」は、現代アートの展覧会とワークショップやイベントの数々の総称です。第一回目は祭りとアートが、第二回目はベンディング（交換）とアートが融合してちょっと不思議で面白い空間を構成してきました。そして今回はひと昔前の遊びや遊び場とアートのコラボレーションです。この空間に入った人はまず中央の巨大な「のりもの双六」で賽子を振らなければなりません。さいの目２つで様々なのりものに実際に乗りながら会場を行き来します。どんな乗り物があるかは来てからのお楽しみ。びっくりするような物もありますよ。実はこの双六は横浜トリエンナーレでも活躍したれっきとしたアーティストユニット（美術作家のグループ）KOSUGE1-16の作成した現代美術作品でもあるのです。彼らの作品はスポーツやレジャーを主題としながら、普段は敷居の高いと言われる現代美術に、自然と参加させられてしまう工夫がたくさん仕込まれていて、あっという間にその作品（ゲーム）の虜になってしまうと言うものです。今回の乗り物は全てこの展示会場にちなんだモノばかりです。例えば仙台の屋号や地図のハンコをテーマとしたコマンドＲをテーマとした乗り物は、ずばり車輪の着いた「合格印」カー。同じくカッパンサマースクールには「仙台」と彫り込まれた活字カー。その他、竹ぽっくりや、下駄、飛行機、おみこし、糸の切れた凧など。顔写真入りメンコや足踏みミシン、モンゴルのゲルや馬乗り遊びで盛り上がれる縁日空間へ是非今年の夏もお越しください！

あっぺとっぺとは仙台、東北地方の方言で首尾一貫していないいい加減な様子を言いますが、本展では、子どもたちが、いきいきと様々なアトラクションを遊び倒してくれることを願ってつけています。語呂も楽しく可愛いと評判です。

(T. S.)

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