メディアテーク・ダイアリー

メディアテークの日々の活動をお知らせします。

2010/08/30
開館10周年事業「いま、バリアとはなにか」レポート2

ギャラリーでの展覧会だけでなく、メディアテークの全館を使った展示や、鑑賞よりも参加を求めるプロジェクト形式の企画など、複合的に構成される10周年事業をどのようにデザインするのか。発表される作品はいずれも現在制作中であり、音楽や身体的な表現もありますから、作品写真にかわるヴィジュアルイメージが必要です。今回は、美術展などのデザインでも幅広く活躍しているGlantz（グランツ）にデザインをお願いしています。Glantzからは、「バリア」についてイメージさせるようなピクトグラム（絵文字）をいくつも作り、チラシだけでなく幅広く展開させていくプランが提示されました。9月以降、お目にかけられると思いますのでご期待ください。
さて、6階ギャラリーの展覧会を準備している小山田徹さんの制作では、協力者の方のお宅を訪問し日用品が徐々に集まってきました。集められたモノは、メディアテークの地下準備室で採寸し、一点づつ写真に記録して台帳をつくっています。
また、7階スタジオをつかった光島貴之さんのプロジェクトも、プランニングが大詰めを迎えました。音や匂いをどこでどのように出すか、そして目の見えない光島さんの日常をどのように再構成していくのか、実際に7階を回りながら計画は固まっていきました。
（K.S.)

○GlantzのHP http://www.glanz-web.com/
○光島貴之さんは7階のスタジオ以外にも映像作品を館内各所に展示します。この撮影に協力していただける方を募集しています。詳しくは以下をご参照ください。 http://www.smt.jp/info/office/2010/0901/

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