メディアテークの日々の活動をお知らせします。
2011/09/19
映画はつながっていく
毎年恒例のイベント「ショートピース!仙台短篇映画祭」。今年は3月11日の東日本大震災により、7階シアターが利用できず、会場を1階に移しての開催となりました。
震災がおきてまもないころから、映画祭スタッフには「今年も映画祭をやりたい」という強い思いがありました。まだ予算や会場もどうなるかわからない状況のなかで、これまで映画祭と関わりある映画監督に「明日」をテーマに3分11秒の映画を制作してほしいと呼びかけ、最終的に41名の映像作家が参加する「311仙台短篇映画祭映画制作プロジェクト『明日』」が誕生しました。さらには、この企画に触発された参加監督の一人、河瀨直美さんが、ご自身がエグゼクティブディレクターを務める「なら国際映像祭2011」の独自企画として、海外の映像作家に「3.11 A Sense of Home(‘家’という感覚)」というテーマで映像制作を呼びかけ、ここでもまた1つのプログラムがうまれました(この2つの映画祭は同期間に開催され、交換プログラムとして、それぞれの映画祭のなかで上映されました)。
仙台での2つの3.11プログラムは、どちらも長い行列を作り、多くの来場者の期待を集めていました。そのほか、映画祭では被災地で上映活動されているかたがたをゲストに迎えたシンポジウムもおこなわれました。
今年のキャッチコピー「映画はつながっていく」の言葉どおり、仙台短篇映画祭がこれまで10年間に培ってきた人と人とのつながりが、たくさんの映画をうみだしました。今後も「映画」を切り口に、映像関係者はもとより、異なる領域の活動者や、多様な世代、想像もできないような意外なものどうしをつなぎあわせて、新しいムーブメントを作り出してほしいと思います。
2011/09/18
「新しい才能」での監督トーク
2011/09/19
連日たくさんの監督がかけつけてくださいました
2011/09/18
監督や上映関係者とお話できる交流会
2011/09/16
音声解説・日本語字幕制作ボランティアさんも活躍
2011/09/18
「その時、映画はどう動いたか」シンポジウム
2011/09/17
1階会場も連日満席に
2011/09/17
大勢のかたが長い列をつくりました