メディアテークの日々の活動をお知らせします。
2012/10/16
障がい者グラフィティ
10月16日(火)、メディアテーク7階スタジオにある「考えるテーブル」で「障がい者グラフィティvol.13」が実施されました。昨年10月に「わすれンTV311」のプログラムのひとつとして「障がい者グラフィティ」を開始してからちょうど1年が経ち、2年目に入り、最初の放送となります。
障がい者の震災体験を発信していくために、障がい当事者やその支援者などさまざまなゲストを毎月招き、震災時にどのような行動を起こしたか、その後どのように自分自身の意識や周囲が変化していったかなどを語っていただきました。その中で、震災時の情報が不足していたこと、避難所や震災で変化した自宅や地域での生活が障がい者にとって非常に困難であったことが繰り返し語られてきました。また、障がい者自身も緊急時に自分の身を守るために日頃から備えておくべきだという意見も印象的でした。
今年度からは「考えるテーブル」に場所を移し、来場した方々との対話を交えつつ、ユーストリームの放送を続けてきました。障がいのあるかたの中には外出が難しいかたもいらっしゃるため、ユーストリーム放送をすることの意義はとても大きいと感じています。一方で、来館しているかたの中には放送していることを理由に自由な意見を出せないと感じている人もいるかもしれません。
8月には初めての試みとして1階に「考えるテーブル」を移動し、普段よりも多くの方々に参加していただき、震災時にほしかったもの、あって良かったものを出し合いながら、今後の備えをどうするべきか、話し合いました。
障がいのあるかたもないかたも一緒に考えるという番組スタイルを作り上げるための試行錯誤はこれからも続いていきます。
(K.Y)
※これまで放送・配信された番組 http://recorder311.smt.jp/series/graffiti/
2012/10/16
建築士の泉田文陽氏をお招きして
2012/10/16
会場で話を聞く観覧者
2012/08/06
1階に「考えるテーブル」を移動して語り合う