せんだいメディアテーク



メディアテークの日々の活動をお知らせします。

2013/02/22
臨時お休みのあいだに

2階映像音響ライブラリーは「資料点検や整備のためお休みいたします」として、約1週間お休みしました。さて「資料点検や整備」とはいったいなんでしょう?
皆の体力があるうちにと、初日は重たいチラシ用テーブルの移動から始めました。配架スペースが広ければ、それだけたくさんのチラシを配架することができますが、拡散しすぎるとどこに何があるのかわからないということにもなってしまいます。そこで、今までエスカレーター脇から階段前まで、フロアの端から端まで広がっていたチラシ配架スペースを、少し西側寄りになるよう移動しました。テーブルの上のトレイの番号もあわせてふり直しました。
資料点検と並行して、普段はできない修理や調整などもおこないました。書架の両端(葉っぱのような部分)の痛みが激しい部分は補修や塗装を施し、また、反対側に資料が落ちるのを防ぐため、中央部分にはみ出し防止用のテープを通してみました。閲覧用テーブルや椅子は、足それぞれに高さ調節ネジがついており、その高さが釣り合っていないと安定が悪く、がたがた音をたててしまいます。フロア中の椅子をひっくり返して作業をおこないました。
そして、メインの「資料点検」。資料点検には、資料自体や付属の解説書・ケースなどに破損がないかを確認する点検と、行方不明のものがないかを確認する点検(蔵書点検)とがあります。約8,000点の資料を1つずつ、ケースを開けて中身をチェックします。破損はなくても、シリーズものの1巻と2巻の中身が入れ替わっていたり、同じアーティストの別のCDの解説書が入っていたりということがないよう注意してみていきました。
破損もなく、ケース・資料本体・解説書がきちっと一揃いになっていることを確認した上で、次は蔵書点検です。データ上「在庫」となっているのに、所定の位置にない不明資料を洗い出すため、書架にある資料をバーコードスキャナで順番に読み込んでいきます。やり直しはいやだ!と、全員集中しておこなっていたため、お客さんのいない静かなフロアの中に、スキャナがバーコードを読み込む「ピッ、ピッ」という音だけが響く、なんとも不思議な空間になっていました。
1週間ご不便をおかけしましたが、これらの点検・整備作業が無事終了したことで、また皆さまに安心してご利用いただけるようになりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(A.K)



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  • 4番チューブから1番チューブへお引越し。西側寄りになりました。
    2013/0216
    4番チューブから1番チューブへお引越し。西側寄りになりました。
  • 1点ずつ、中身と付属物とを確認していきます。
    2013/0216
    1点ずつ、中身と付属物とを確認していきます。
  • 削れたところも塗料でカバー。左側がはみ出し防止のテープです。
    2013/0221
    削れたところも塗料でカバー。左側がはみ出し防止のテープです。
  • ゴールはまだまだ。長い道のりです。
    2013/0221
    ゴールはまだまだ。長い道のりです。

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