ドキュメンタリー:あの場所を生きる記憶


2005年6月24日(金)−28日(火) せんだいメディアテーク7階 スタジオシアター

子どものころからずっと暮らしてきた土地、さまざまな力や運命によって変わり続ける街、あるいは、人生のすべてが凝縮する時間を過ごした部屋。時とともに変化する、あるいは、変化することのない場所の記憶は、さまざまな人生として、人の心のなかに沈んでいきます。

ドキュメンタリーと呼ばれる映画には、その人々が生きた場所に同じように身をおいて、長い時間をかけて作られるものが少なくありません。ひとつの場所に腰を落ち着けて、その場所の変化と時間をともにしながらフィルムに定着させることは、ドキュメンタリーという表現の特徴のひとつであり、力であるといえるでしょう。それによって、自分が知らない場所と記憶をわずかながらでも私たちは体験することができるのです。

*この企画は、今年で9回目を迎える山形国際ドキュメンタリー映画祭(今年は10月7日−13日に開催)と共同で企画されました。


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