せんだいメディアテーク企画展覧会

「マクシム・デュ・カンとその時代」
−蓮實重彦氏講演会−

「150年目の旅 マクシム・デュ・カン展」の開催にちなみ、著作『凡庸な芸術家の肖像−マクシム・デュ・カン論』 (1989年 芸術選奨文部大臣賞)において新しいデュ・カン像を示された蓮實重彦氏をお招きして、 講演会を開催いたします。
フランスと日本におけるデュ・カンの印象の違いや、写真や映像をめぐる文化史などに焦点を当てながら、 本展覧会の理解を深めるためのお話をいただきます。
ぜひこの機会に、お誘いあわせの上ご来場下さい。

日時・申込方法

講師

蓮實重彦(はすみしげひこ)
1936年、東京生まれ。前東京大学総長。1965年、パリ大学大学院より博士号取得。
主著に『監督小津安二郎』(筑摩書房、1983年)。同書の仏訳はフランス映画批評家連盟文芸賞を受賞。 99年にはフランス政府「芸術文化勲章」を受賞。
その他の著書に『映画の神話学』(泰流社、1979年)、『映像の詩学』(筑摩書房、1979年)、 『シネマの記憶装置』(フィルムアート社、1979年)、『映画はいかにして死ぬか』(フィルムアート社、1985年)、 『映画 誘惑のエクリチュール』(ちくま文庫、1990年)、『ハリウッド映画史講義』(筑摩書房、1993年)、 『齟齬の誘惑』(東京大学出版会、1999年)など多数。