12月16日の報告記事
2006年12月16日(土)18:00から、「照明で遊ぼう」ツアーが開催されました。 小学校2年生から40代の方まで、9名参加しました。
18:00-18:30
- 7階のスタジオに集合し、まずはメディアテークの構造に関するビデオを鑑賞しました。
昼間は太陽の光を取り込み、夜は周りを明るく照らすメディアテーク。
訪れる時間によって、与えられる印象が全く違うことに気づきました。 - 強い照明の光で目を痛めないように眼鏡を作ります。
好きなセロファンと色紙を使って、個性的なメガネの出来上がりです。
18:30-19:00
- メディアテークに散りばめられている照明の新たな魅力を探る旅に出発です。
まずは、閉館後の市民図書館に忍び込みます。
図書館のUFOのような形をした照明は、直接床を照らしているのではありません。上に向かって光を放っており、天井で跳ね返った光が床に向かって落ちて来ているのだそうです。その柔らかな光は影を作らず、手元を明るく照らしてくれるのです。
また、使われている水銀灯の光は、スイッチを入れると青→白→クリーム色と順番に色を変えます。
19:00-19:30
- 5階のギャラリースペースには、蛍光灯が縦一列に並んでいます。
その周りに取り付けられた反射板が光を跳ね返し、広く光を届けます。 - 2階のフロアでは、蛍光灯が全て平行に並べられていて、見る方向によってイメージが変わるのが不思議です。
- 地下駐車場では白く強く光る水銀灯をメガネで覗きました。
光はチューブの中を下から上に向かって通り、周囲を照らします。
昼間はその逆で、太陽から集めた光をチューブの上から下へ届けているのだそうです。
19:30-19:45
- 7階のスタジオに戻って来ました。最後に7階の照明の説明を聞きます。
ここには剥き出しの蛍光灯がランダムに配置され、約15のゾーンに分けられています。
細かく分けられたゾーンは目的により、点灯・消灯が可能になっています。 - 最後にアンケートを記入して、メディアテークの地下から最上階までを巡る照明ツアーは終了となりました。
一言に「照明」と言っても様々な種類があり、場所や用途によって使い分けられていることがわかりました。 また、チューブや反射板の利用など、細部に工夫がされているのに驚きました。 夜のメディアテークの新たな魅力を発見出来たツアーでした。
<文・写真:ガイドボランティア 笠松 恵美子>
参加者の感想
- ずっと参加したいと思っていました。バックステージなども見られて楽しかったです。
- 普段あまり気づかない所を強調して説明されていた。ギャラリーにある細い蛍光灯が意外でおもしろかった。
- いろいろと照明を点灯、消灯させてみせてくれたので分かりやすかったです。