せんだいメディアテークガイドツアー
面白い、何かを発見したい。
DISCOVER interesting things in guided tours

施設の中をてくてく歩いて ワクワクの種を見つけませんか? メディアテークの“?"探検

面白い、何かを発見したい。
のぞいてみたら ホーッ
やってみたら ワーッ
聞いてみたら へーッ

「smtガイドツアー」は、 ガイドボランティアがメディアテークの特徴や使いこなしかたを利用者の立場からご案内するツアーです。

報告記事

2007年6月24日(日)、ガイドツアー「メディアテークにようこそ」が開催されました。今回は9名が参加し、椅子やデザインを体験しながらメディアテークの建物や特徴についてガイドボランティアから説明を受けました。

7階は自然をイメージした明るいグリーンで統一されており、「知の庭」と呼ばれています。天井にランダムに配置された蛍光灯は、ワークショップや講習会などでパソコンを使う際に、照明の光が画面に反射するのを防ぐ役割をしています。

5階と6階のギャラリーにはメビウスチェアが置かれています。一続きになった椅子は座るだけではなく、斜面を利用して子ども達が滑り台をして遊んだり、勉強机のように使用されています。

3階、4階の市民図書館は天井に向かって照明を当て、反射させて光を落とす間接照明となっています。これは、書架の影が出来ないようにするためです。アーム型に作られた赤いベンチの仕切りの役目も果たしており、ベンチに囲まれたスペースの中で特集展示を行っています。

2階はインフォメーションと市民図書館の児童書と新着雑誌コーナーです。児童書コーナーでは、本棚はもちろんのこと、閲覧用のテーブルや椅子も全て子供向けに低く作られています。参加者は椅子に座って、その小ささを体験していました。また、新着雑誌コーナーに置かれているクローバー型の黒い椅子には、何処に座っても人が向き合うことが無いよう配慮されています。

1階ではメディアテークの建物について説明がありました。床は八角形のハニカムプレート構造になっており、30~40センチの厚さしかありませんが、造船技術を使っているため地震に耐えることが可能となっています。参加者はチューブの隙間から形や厚さを確認して、驚いていました。

ツアーの最後には、普段足を踏み入れることの出来ない地下の活版印刷工房と市民図書館の閉架書庫を見学しました。活版印刷工房では整然と並べられた活字に参加者は圧倒されていました。1つの活字を探すのに何時間もかかることもあるそうです。これまで工房で制作された名刺や年賀状を見て、参加者は興味津々の様子でした。また、地下にひっそりとある閉架書庫の中は資料保護のために湿度と温度が管理された密閉した空間となっています。資料表が3階からエレベーターで運ばれてくると、2人の職員さんが20万冊の中からお目当ての本を探し出し返送していました。

1時間半のツアーを通して、メディアテークのことを知ると同時に、実際に利用したいという気持ちになりました。利用することにより、さらにメディアテークの新たな魅力を発見できる気がしました。

<文・写真 ガイドボランティア 笠松 恵美子>

参加者の声

  • 普段立ち入れない所へ行ける貴重な体験ができたと共に館内の奥深さなど感じられました。
  • 皆が気になりそうな箇所をうまくポイントを絞って話していた。
  • 神戸にも、こんな場所が出来ればと思いました。仙台がうらやましい。
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