せんだいメディアテーク



せんだいメディアテークをもっとよく知るためのさまざまな情報を、 副館長/企画・活動支援室長、佐藤泰がお届けします。

11「骨プロ」

メディアテークなど仙台市内の公共施設の中に、「骨プロ」と表示されたパンフレットラックが置かれているのを見たことがありますか? インターネットが普及した今も、市民が発信する情報の多くは簡易印刷されたちらしです。そんなちらしの流通をより効率的かつ効果的に進めるため「仙台に情報の背骨を通す」という思いを込めて始まったプロジェクトが「骨プロ」。市民活動支援の専門機関であるサポートセンターが市民が作成したちらしを一元的に受け入れ、そこから連携する公共施設に配布することにより、発信と流通のストレスを大幅に削減し風通しのよい情報提供が可能になっています。 運営上ラックの差別化が不可欠であり、あえて骨プロという変わった名前がつけられましたが、そもそもこの骨プロは、メディアテークが2004年1月に開催した「仙台発<文化・市民活動情報>見本市」というイベントを出発点とし、それ以降メディアテークを拠点に有志が集まり議論する中で生まれた企画でした。今後の課題としては、骨プロに集まった情報を一括してインターネットにあげること、芸術文化や観光など、他のジャンルにも広げていくことなどがあげられます。メディアテークのちらし置き場の運営もまだまだ課題山積というところですが、地域の身近な情報の流通は、地味で手間のかかる仕事だけに、これからも工夫を重ね真剣に取り組んで行かなければなりません。

(2008/05/02)

  • 2階に設置されている「骨プロ」ラック
    2階に設置されている「骨プロ」ラック
  • 7階には新しく地域文化情報コーナーが設置されました
    7階には新しく地域文化情報コーナーが設置されました

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