スタジオ・ラボ
8ミリフィルム救助隊
本文
開催日時
- ■日時
- 2009年8月8日(土)-10月末
- ■定員
- 10名 *特別な技術は必要ありません
- ■会場
- 7階 スタジオ/仙台市内
内容
せんだいメディアテークには、誰でもメディアを活用し、情報発信のできる「スタジオ」があります。スタジオ・ラボは、そのスタジオを使いながら、皆で共有できる街と人の記録をつくるワークショップです。
1960年代から70年代に各家庭に普及した8ミリフィルム。このフィルムには、個人や家族の大切な思い出とともに、今は失われてしまった仙台の街並みや人々の生活の様子が記録されています。今回のワークショップは、この地域に眠る8ミリフィルムを収集・デジタル化し、さらには地域で上映会を企画・実施することで、懐かしい映像を介して思い出を語り合い、地域のさまざまな世代のかたと「まちの記憶」を共有しようとするものです。
このような取り組みをすでに大阪でされているNPO法人remoのAHA!projectを紹介しながら、このワークショップを通じて、8ミリフィルムに関する技術的なノウハウを習得するとともに、その活用の可能性について皆さんと考えていきたいと思います。8ミリフィルムやなどのオールドメディアに関心のあるかたから、地域のまちづくりに関心のあるかたまで、幅広い世代からのご応募をお待ちしています。
ワークショップの流れ
- ■ガイダンス
- 8月8日(土)14:00-16:00
- □全体オリエンテーション
- □仙台市内での取り組み紹介
- ■ワークショップ1
- 8月9日(日)10:30-15:00
- 講師:松本篤(NPO法人remo[記憶と表現とメディアの組織])
- 8ミリフィルムの収集と活用に関する大阪での取り組み、AHA!projectを紹介しながら、実際に模擬上映会を体験します。
- ■グループにわかれた自主活動
- 8月中旬から下旬
- 地域へ8ミリフィルム収集の呼びかけを行います
- ■ワークショップ2
- 9月5日(土)-9月6日(日)
- 8ミリフィルムや上映機器を実際に使って、上映に向けた実践的な練習を行います。
- ■グループに分かれた自主活動
- 9月中旬から10月中旬
- 8ミリフィルムを持っているお宅をたずね、実際に8ミリフィルムを上映しながら「まちの記憶」に関するヒアリングを行います。
- ■ワークショップ3
- 10月下旬
- 各地域で収集された8ミリフィルム映像を観ながら、上映座談会に向けたプログラムを検討します。
- *ワークショップ終了後、11月から12月にかけて、地域の集会所などで8ミリフィルム上映座談会を実施します。
参加申込方法
- ■参加費
- 無料
- ■申込方法
- 電子メールまたはファックスに、催し名、〒住所、氏名、年齢、電話番号、電子メールアドレスを記入し、8月2日(必着)までに担当係へ申し込みください(応募多数の場合は抽選)。
*申込、応募でいただいた個人情報は当該事業の連絡やお知らせのみに使用します。
AHA!projectとは
- 大阪を活動拠点にするNPO法人remo[記憶と表現とメディアの組織]が2005年から取り組んでいるプロジェクト。AHA!は「Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]」の頭文字を取ったもので、個人によって記録された映像群を、生活文化が記録された財として捉え直し、それらをアーカイブ(収集・公開・保存・活用)する活動。現在は、8ミリフィルムという媒体のアーカイブに注力し、「出張上映会」「公開鑑賞会」等の収集・公開の手法を用いながら展開している。第4回福岡アジア美術トリエンナーレ2009でも同プロジェクトを進行中。
- ■主催
- 文化庁、地域映像収集実行委員会(仙台市教育委員会、仙台市博物館、仙台市歴史民俗資料館、仙台文学館、せんだいメディアテーク)
- 平成21年度文化芸術による創造のまち支援事業
- ■企画協力
- NPO法人remo[記憶と表現とメディアの組織]
申込・お問い合わせ先
せんだいメディアテーク980-0821 仙台市青葉区春日町2-1
電話:022-713-4483
ファックス:022-713-4482