「面白い短篇映画を見せたい」という思いで、去年からはじめたショートピース！仙台短篇映画祭も、無事に終了することができました。今年は短篇映画の紹介だけでなく、見る人と作る人と見せる人、人と映画、人と音楽とが「出会う場」にもなるように、コンペティションやカフェといった新しい企画に挑戦しました。でも新しい試みにはリスクがつきものです。何をどこから始めればいいのか分からないことばかり。コンペの審査基準は？ 自問自答。カフェの企画は？ 毎日何回もメール交換。ゆったりすることとは無縁の日々でした。
それでもすでに来年のことを考えてしまうのは、「実行委員会のみなさんの熱意を感じ、来年もこのスクリーンで上映してもらえるように頑張っていきたいと思います」こんな言葉が聞けるから。「面白かった。また来年も続けてください」というアンケートの反応があるから。そして映画祭を運営することがすでに「出会う場」になりつつあるからです。
短篇映画祭がなければ出会わない人々が作り出す「共有の場」には摩擦もあるけれど、強烈な魅力もあるのです。来年も多くの人を巻き込んで、面白い映画祭になればと思っています。
