今回は映像音響ライブラリー所蔵資料の中から「ぼくの伯父さんの休暇」をとりあげます。ジャック・タチ監督はこの作品で、自らが演じる主人公ユロ氏を初めて登場させました。何者なのかわからない、曖昧で稀薄な存在のユロ氏。自分では何もしないのに、事件や状況が向こうからやって来る。受け身の特異なキャラクターは、以後ジャック・タチコメディの定番となりました。

ぼくの伯父さんの休暇 1952年製作/フランス/フランス語音声/日本語字幕/モノクロ スタッフ  製作 フレッド・オラン 監督・原作 ジャック・タチ 脚本 ジャック・タチ/アンリ・マルケー 撮影 ジャック・メルカントン/ジャン・ムーセル 音楽 アラン・ロマン キャスト ジャック・タチ ナタリ・パスコー ミシェル・ロラ アンドレ・デュボワ

4月17日(土)
14:00─15:35 (開場 13:30)

※混雑状況により開場時刻が早まることがあります。

せんだいメディアテーク7階スタジオシアター
定員180名

※満席の場合は入場をお断りすることがあります。

入場無料

DVDでの上映となります。
託児サービス(要事前予約)があります。

作品内容

フランスの避暑地ブルターニュの海岸通り。バカンス客でにぎわうこの町にポンコツ車でユロ氏がやって来た。丈の短いおかしな服に帽子にパイプ、ふわふわと歩く背の高いユロ氏が、マイペースすぎる行動から引き起こす騒動の数々。いやおうなく巻き込まれる先客たちも彼から目が離せない。セリフがほとんどなく、パントマイム出身のジャック・タチの演技による幸福感に満ちたヨーロッパコメディの傑作。

スタジオシアター今後の上映予定

5月1日-5月4日「聖なる映画作家 カール・ドライヤー」
5月23日「雨あがる」(音声解説・日本語字幕つき)

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