せんだいメディアテーク



2012/03/01
せんだいメディアテーク・メールニュース 153
2012.03.01

smt-mailnews
せんだいメディアテーク・メールニュース 153
2012.03.01
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このメールニュースはせんだいメディアテークからお送りしています。
内容のお問い合わせや配信の停止については、下記ページへどうぞ。
http://www.smt.jp/info/mailnews/
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■0・・・インデックス
■1・・・東日本大震災から1年を振り返ります
■2・・・市民による震災の映像記録をシアターで上映!
■3・・・バリアフリー上映『エクレール・お菓子放浪記』
■4・・・震災関連の書籍、新聞、それから地図もここに。
■5・・・今なお続く復興へ向けた活動の数々
■6・・・建築学生の甲子園が10周年!
■7・・・志賀の住む北釜の方々
■8・・・映画『プリピャチ』をみて、考えたことを話しませんか?
■9・・・「小さな物語」から始まること
■10・・映像音響ライブラリー 3月の特集は「地震と津波」
■11・・〈レポート〉てつがくカフェ
■12・・メディアテークひと言メモ55「ふるさとの姿」
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■1・・・東日本大震災から1年を振り返ります
東日本大震災をうけて設置した「3がつ11にちをわすれないために
センター」。参加者である多くの市民とともに震災復興のさまざまな
過程の記録を制作、発信してきました。ちょうど1年が経過するいま、
ここに蓄積された映像のほか、仙台市民図書館が所蔵する「3.11震
災文庫」の資料なども紹介して、この1年を振り返ります。
◎開催概要 星空と路~3がつ11にちをわすれないために
3月6日(火)~12(月) 無料(バリアフリー上映のみ有料)
http://www.smt.jp/hoshizoratomichi/
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■2・・・市民による震災の映像記録をシアターで上映!
「わすれン!」に寄せられた映像や仙台や山形の映画祭で上映された
映画など、それぞれ独自の視点で東日本大震災をとらえた作品を上映。
監督の来場とトークを多数予定、互いに語り合える場もあります。
◎開催概要 星空と路~3がつ11にちをわすれないために 上映室
3月6日(火)~12(月) 無料(バリアフリー上映のみ有料)
http://www.smt.jp/hoshizoratomichi/7f/
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■3・・・バリアフリー上映『エクレール・お菓子放浪記』
東日本大震災前の石巻、登米など県内各地のロケで制作された映画を
音声解説・日本語字幕・託児つきで上映。戦争孤児が、忘れられない
お菓子の味を希望に、力強く生きる様を描いた作品です。
◎開催概要 音声解説・日本語字幕・託児つき映画上映『エクレール
・お菓子放浪記』
3月10日(土)10:00開場 一律1,000円(当日券のみ・開場後販売)
音声解説受信機ご希望のかたは前日までに電話022-713-4484へ申込。
託児(1歳半~未就学児、1人150円)をご希望のかたは、当日9:50-
2階託児室へ。
http://www.smt.jp/hoshizoratomichi/7f/
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■4・・・震災関連の書籍、新聞、それから地図もここに。
仙台市民図書館が収集する東日本大震災関連資料「3.11震災文庫」
から、震災後の地図やハザードマップ、震災関連の書籍、新聞、雑誌
を展示します。
◎開催概要 星空と路~3がつ11にちをわすれないために 図書室
仙台市民図書館 火~金 10:00-20:00 土日祝10:00-18:00
*上記所蔵資料の一部を3月10日(土)~11日(日)に限り1階会
場でも展示。
http://www.smt.jp/hoshizoratomichi/3f/
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■5・・・今なお続く復興へ向けた活動の数々
震災体験の聞き書き・語り、絵による記録制作、災害支援情報の発信、
仮設住宅での手仕事や放射線測定、まちづくり、障がい者支援などの
活動をおこなってきた団体の活動記録を映像や展示物でご紹介します。
◎開催概要 星空と路~3がつ11にちをわすれないために 資料室
3月10日(土)17:00-21:30 11日(日)9:00-21:30 無料
http://www.smt.jp/hoshizoratomichi/1f/
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■6・・・建築学生の甲子園が10周年!
建築・デザインを専攻する学生の卒業論文にあたる「卒業設計」を全
国から一堂に集め、公開審査によって日本一を決める大会です。今回
の審査員は、伊東豊雄氏や、塚本由晴氏ら第一線の建築家です。学生
たちの情熱が注がれた緻密な模型の数々をぜひご覧ください。
◎開催概要 せんだいデザインリーグ2012 卒業設計日本一決定戦
3月4日(日)~3月11日(日) 10:00-19:00(最終日は15:00まで) 無料
http://gakuseikaigi.com/nihon1/12/
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■7・・・志賀の住む北釜の方々
名取市の北釜に移り住み、作品制作をしながら国内外の展覧会で発表
している写真家・志賀理江子さんによる連続レクチャー。最終回は、
志賀さんの住む北釜の方々との会話についてお話いただきます。
◎開催概要 考えるテーブル「志賀理江子レクチャー」
第10回「北釜を招く-仮設住宅で一緒に生活している人達を招いての
会話」
3月18日(日)13:00-15:00 無料・直接会場へ(30席程度)
http://www.smt.jp/thinkingtable/?p=20
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■8・・・映画『プリピャチ』をみて、考えたことを話しませんか?
チェルノブイリ原発から4kmにあり、原発事故以降立ち入り制限区域
になっている街プリピャチ。この地域で生きる人々を記録したこの映
画をみて、思ったこと、考えたことをみんなで話してみませんか。
◎開催概要 第9回シネマてつがくカフェ 映画『プリピャチ』から
考える
3月18日(日)17:00-19:00
上映①13:00-14:45 ②15:00-16:45 いずれも無料・直接会場へ
http://www.smt.jp/thinkingtable/?p=3312
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■9・・・「小さな物語」から始まること
「RE:プロジェクト」の取材に関わった西大立目祥子さん(ライター
)、武田こうじさん(詩人)、ゲストに佐藤正実さん(NPO法人20世
紀アーカイブ仙台)を迎え、これまでの活動を通して感じた「これか
らの復興」について考えてみます。
◎開催概要 考えるテーブル「小さな物語」から始まること−「RE:
プロジェクト」を振り返って−
3月18日(日)16:00-17:30 無料・直接会場へ
http://www.smt.jp/thinkingtable/?p=3112
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■10・・映像音響ライブラリー 3月の特集は「地震と津波」
今月は、地震や津波に関する所蔵資料をご紹介します。復興支援演奏
会のCDや防災に役立つDVDなどもあります。どうぞご利用ください。
◎映像音響ライブラリー 2月24日(金)〜3月21日(水)
http://www.smt.jp/library/av/special/
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■11・・〈レポート〉てつがくカフェ
「震災の〈当事者〉とは誰か」など、震災に関する問いをたて、月に
1回開催してきたてつがくカフェのレポートです。
http://www.smt.jp/diary/
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■12・・メディアテークひと言メモ55「ふるさとの姿」
ふるさとは、人ひとりひとりの心の中にあります。それは、その人が
育った場所としてだけでなく、たとえば両親や家族に見守られながら、
幼い友と無心で遊んだ思い出とともに、あるいは青春時代のほろ苦く
甘酸っぱい思い出とともに、その人にとってもっとも無垢でかけがえ
のない記憶として存在しています。そしてその記憶は、その人のあり
のままの姿が無条件に迎え入れられた至福の瞬間を証明するものでも
あるでしょう。
人間関係がますます複雑化する現代において、希薄になりがちな人と
のつながりを補うために、至福の記憶の拠り所として、またはその土
地に暮らした人々が代々育んできた歴史や文化の拠り所として、あら
ためて「ふるさとの姿」が見直されているように思います。しかしな
がら、都市化が進むだけでなく、家々や町並みが次々と作りかえられ
る日本では、その姿を探すことすら難しくなっています。登場人物の
幼年期の回想シーンが頻繁に登場する韓流ドラマの人気には、どこか
そうしたことへの渇望が作用しているかもしれません。
メディアテークが市民のみなさんとの協働によって進めてきた「地域
映像アーカイブ事業」は、失われた、あるいは失われつつある「ふる
さとの姿」を未来に伝えるだけでなく、人々や地域のアイデンティティ
の拠り所としての「ふるさとの姿」を共有するための取り組みでもあ
りました。携帯端末を使って街にいながらその場所の記憶に接するこ
とのできる「まちかどタイムトラベル」は、今後も充実を図っていき
たいと考えています。
そしてこうした活動をベースに、震災の後は各方面の協力や支援のも
と「3がつ11にちをわすれないためにセンター」を立ち上げました。
このセンターに記録として蓄積されるであろう人々の姿、すなわち生
活基盤が根底から揺らいでいるなかで、支え合いながら立ち上がり、
新しい生活をはじめていくありのままの姿は、未来の私たちに復興の
原点、すなわち新しい「ふるさとの姿」を見せてくれるはずだと思い
ます。
http://www.smt.jp/hitokoto/
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発信元 せんだいメディアテーク
980-0821 仙台市青葉区春日町2-1
代表 tel 022-713-3171 fax 022-713-4482
イベントの申込み・お問合せ tel 713-4483 fax 713-4482
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smt-mailnews 153 2012.03.01
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