メビウスの卵展2002仙台展
バリアフリー企画

メビウスの卵展2002仙台展では、せんだいメディアテーク、メビウスの卵展実行委員会、Come Closer Projectの共同研究として、バリアフリーを考え・実践する企画を展開します。
−しょうがいのある方にも楽しんでいただける会場づくりをめざします。
−バリアフリーな展覧会づくりを考える実験的活動・対談・展示などを行います。

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ギャラリートーク

「バリアフリーな展覧会づくりを考える」

7月21日(日曜日)
時間午後3時
場所7階スタジオシアター
対談者 菅波美穂(Come Closer Project)
鈴木健生(WMM;”来るべき芸術”のためのワークショップ・ミュージアムマネージメント研究会)
せんだいメディアテーク・バリアフリーボランティアのみなさん
司会石黒敦彦(メビウスの卵展全国事務局、多摩美術大学情報デザイン学科講師)

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鈴木健生

1970年、千葉県生まれ。筑波技術短大卒。
千葉県立千葉盲学校時代に、西村陽平氏の指導で粘土造形に関心を持ち、創作した「スーパーポテト」が第1回TOM賞を受賞する。
1998年、「“来るべき芸術”のためのワークショップ」によって「WMM(ワークショップ・ミュージアムマネジメント研究会)」が設立されるとともに参加。1999年からは、メビウスの卵展実行委員会の依頼により、同展のバリアフリー・アドバイザーとして活動。
活動内容は、1.視覚にしょうがいのある方々への広報。2.点字パンフレット、3.点字パネルの作成。4.会場のバリアフリー状況のチェック。5.会場スタッフに対する視覚にしょうがいのある方への対応の指導、など多岐にわたる。
また、1999年以来、加藤治男と合同で、「五感で創る」粘土造形のワークショップを晴眼者・視覚にしょうがいのある方2人の指導者によって行ってもいる。

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Come Closer Project

イギリス中西部をベースに活動する彫刻家;菅波美穂(Keele大学視覚芸術学部非常勤講師)と仙台をベースに活動する美術家;伊勢利枝(メビウスの卵展実行委員、国際芸術療法学会(SIPE)会員)を中心としたアートユニット。Japan2001の公認企画としてイギリスのポッタリー美術館で開催した展覧会「Come Closer」から発足した。「作品に触らないでください」という美術館での既成概念を崩すと共に、美術と観客、子供、しょうがいを持つ人々、また観客同士の間にある距離感を縮め、誰でも芸術を楽しめる場・コミュニケーションの空間を創り出すことを目指して、視覚だけでなく触覚や聴覚など様々な感覚や記憶、観客同士の関わりなどを意識したインタラクティブな作品の制作展示、コラボレーション、ワークショップなどを行っている。メビウスの卵展との共同研究となる今回が「Come CloserU」、次年度「Come CloserV」をイギリスで開催する予定である。

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