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smtオープンカフェ

ケヤキ並木の美しい仙台市のシンボルロード・定禅寺通りは、ジャズフェスティバルや光のページェントなど、市民手作りの文化活動のメッカでもあります。メディアテークの1階には、その空間を定禅寺通りに開放する大扉や、館外からも楽しむことができる大型スクリーンをもった広場があります。
メディアテークでは、この場所に、人々があたかも街角で集うように利用できるカフェの空間を設定し、そこでさまざまなイベントを催すことで従来の公共施設のような合目的性にしばられない、ゆるやかでしかも新しい公共空間の活用のしかたを探ってみようと考えました。年間を通じて趣向を変えながら、さまざまなタイプのsmtオープンカフェを、みなさんといっしょに作りだしていきたいと思います。

〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1
tel:022-713-4483
http://www.smt.jp
e-mail: office@smt.city.sendai.jp
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私たちにとって、もっとも純粋な創造活動であるアート。
創る、楽しむ、参加するなど、アートをめぐるさまざまな活動のありかたが、
私たちの日常に新鮮な風を送り、街に活気を与えることも少なくありません。
そんな活動の最先端で関わる皆さんが集まって、
具体的な活動を例にとりながら、
その可能性や課題についてみなさんとともに考えます。

せんだいメディアテーク
1階オープンスクエア
2004年8月4日(水)14:00-17:00
※カフェ 11:00-18:00
入場無料(テーブル席は飲食代が必要)

主催 せんだいメディアテーク
共催 アートNPOフォーラム
企画協力 ARDA(特定非営利法人NPO芸術資源開発機構)
協力 TANABATA.org

内容

セッション1「街のあらゆる場所が表現の場である」

14:00-15:00
長田謙一(千葉大学教授)
村上 タカシ(美術家/TANABATA.orgプランナー/宮城教育大学教員)
司会:吉本光宏(ニッセイ基礎研究所主任研究員)

セッション2「アートが街の顔になる」

15:00-16:00
加藤種男(アサヒビール芸術文化財団・事務局長)
村田真(美術ジャーナリスト)
司会:吉本光宏(ニッセイ基礎研究所主任研究員)

セッション3

16:10-17:00
出演者全員によるまとめと、会場の参加者を交えた質疑応答

※セッション終了後、引き続きTANABATA.orgのプレゼンテーションとして、「Car-Nival」(開発好明ほか)のパフォーマンスを行います。(17:40終了予定)

出演者プロフィール

長田謙一(千葉大学教授)

近・現代の「美術と社会」に関する多元的芸術学的研究で著訳書・論文等多数。科学研究費共同研究「<美術>展示空間」(1998〜2000)、同「戦争と表象」(2003〜2004)の研究代表、「萌芽」的単独研究「<参加>型アート」(2003〜2005)をも推進。あわせて「IZUMIWAKUProject」「さよなら代官山同潤会アパート展」等に参画し、2000〜2002年には千葉大学生主導企画「アートプロジェクト検見川送信所」、2003年からは更に地域の諸組織・機関・個人との連携を強めた「Wi−CAN千葉アートネットワーク」プロジェクトを主宰し、アートを通した地域・美術館・大学の新しい関係づくりにも取り組む。

村上 タカシ(美術家/TANABATA.orgプランナー/宮城教育大学教員)

1994年 Arts And Act結成。2002年 特定非営利活動法人NPO芸術資源開発機構ARDA設立、副代表。1986年より畳やお米を使ったインスタレーションなど美術家として活動を開始。また、1994年のIZUMIWAKU project《学校美術館構想》展・1996年の《学校ア-ツ・センター構想》展や「ヨーゼフ・ボイスと10年」等をはじめ、数々のアートプロジェクトのプランニングを行い、最近は「プロジェクト型のアートワーク」を含め現代美術を中心とし、芸術普及や人材育成、文化政策をテーマに文化施設や大学等で講義等も行う。

加藤種男(アサヒビール芸術文化財団・事務局長)

アサヒビール芸術文化財団では金銭的支援だけでなく積極的に自主企画、とりわけ若手アーティストの支援に取り組む。企業のメセナ担当者というよりも、むしろ企業人によるアート・プロデューサーの草分的存在。「ドキュメント2000プロジェクト」では、支援をアウトリーチ活動に限定し、「コミュニケーション型アート」を広め、注目を集めた。美術以外では、ボランティア活動推進のための調査研究や、自治体の文化行政推進計画調査提言、コンサート企画制作、音楽講座企画、NPO、など幅広いジャンルで活動を行う。

村田真(美術ジャーナリスト)

東京造形大学卒業後、ぴあ美術記者を経て84年より現職。「朝日新聞」「BT 美術手帖」「地域創造」などに執筆。97年からインターネットマガジン「artscape」にて展評を連載。著書「美術家になるには」、訳書「ビジュアル美術館12  絵との対話」、共著「川俣正―アーティストの個人的公共事業」「社会とアートのえんむすび1996-2000」「アーティスト・イン・レジデンス研究会報告書」など。東京造形大学非常勤講師/BankARTスクール校長。

吉本光宏(ニッセイ基礎研究所主任研究員)

早稲田大学大学院(都市計画)修了後、社会工学研究所などを経て89年より現職。東京オペラシティや世田谷パブリックシアター等の文化施設開発、東京国際フォーラムや電通新社屋のアートワーク計画など のコンサルタントとして活躍するとともに、文化政策や劇場運営、アウトリーチ、NPOなど、アートマネジメント分野の幅広い調査研究に携わる。1997年7月〜98年6月セゾン文化財団の助成で米国コロンビア大学大学院に留学し、米国の芸術NPOを調査。 東京芸術大学大学院/東京学芸大学非常勤講師。NPO法人STスポット横浜副理事長

アートNPOフォーラムについて

2003年6月、全国のアートNPO実践者など25団体31名の賛同で、活動ジャンルを横断したアートNPO同士のゆるやかなネットワークの試みとして 「アートNPOフォーラム実行委員会」が設置されました。「アートNPOフォーラム」は、アートという共通項のもと、活動内容や形態を異にする様々な全国のアートNPOが集い討論することで、個々の声を集約し、アートNPOの意義を社会に訴え、それによってアートをめぐる環境が社会の理解を得ながら向上していくことを目指しています。そして、2003年10月には神戸アートビレッジセンターにおいて「第1回全国アートNPOフォーラム」が開催され、現代社会が抱える課題解決にアートが不可欠な存在であることを確認し、基盤整備の推進などに取り組んでいます。8月4日の仙台セッションでは、事例報告を通して、宮城・仙台におけるアートNPOの基盤強化を図るものとして開催する予定です。
http://arts-npo.com

TANABATA.org ART project 2004「再生」展について

「仙台の七夕」は全国的に有名であり、毎年8月のお祭りには200万人を超える人が訪れ、仙台に最も観光客が集まる時です。但し七夕ではアーケードに装飾はありますが、静的なアプローチが多く、地元の人はあまり訪れない状況です。地域住民や行政、文化施設とも連携し芸術文化の発表の期間に変え、自発的に興味を持って関われる仕組みを創る必要があります。このプロジェクトは、その一端を担うべく展開するものです。宮城教育大学の村上タカシ氏を中心にしたTANABATAオルグ実行委員会は、前回(2003)の「観光とアート」、今回(2004)の「再生」をテーマとして、地域の文化資源と現代美術のプロジェクトを連携させたパブリックアートとして、地域がアートに親しむ担い手となっています。特に今回の「再生」展では、単に都市の空洞化や空き店舗対策としての物理的な「再生」ではなく、地域住民や行政の意識の「再生」、システムの再構築を目指して展開されます。
http://tanabataorg.at.infoseek.co.jp/

smtオープンカフェ

http://www.smt.jp/opencafe/

インターネット中継を行います。

今回のセッションの様子をリアルタイムでインターネット中継します。
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RealPlayerには有償版(Plus)と無償版(無料)がありますのでご注意ください、中継はどちらでも閲覧可能です。
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インターネット中継は終了いたしました。

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