メッセージ/ことばの扉をひらく
展示1「メッセージの博物誌」
歴史からのメッセージ2

つい最近まではよく見かけたのになくなってしまったものを集めています。
謄写(ガリ版)印刷機は、商店のちらし、年賀状、学校のテストなど、暮らしのあらゆる部分にあふれていましたが、 コピー機やコンピュータの急速な普及で現在ではほとんど見かけなくなりました。
目まぐるしく姿を変えていく、たばこやマッチなどの包装からは、 その時代の消費者の欲望をすくいとるためにさまざまな工夫がなされていたことがわかります。
さらに、ここでは変容するイメージの例もいくつか展示しています。 科学の進歩に伴って、人が文字や図像を見る経験が科学的に検証されるようになりました。
そして、図像自体にさまざまな処理を加えて、見るという経験を刺激する発明が試みられてきました。
このように見る、見せるという刺激と反応の行為が、さまざまなメッセージを生みだしたのです。

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