メッセージ/ことばの扉をひらく
駒形克哉ワークショップ
「芸術本位制国家論」

3日、4日は架空国家の想定と紙幣、作品(商品)制作

通貨単位や国名、ひいては歴史的背景まで、参加者それぞれが本当によく考えました。

孤島にある小さな小さな国を想定した参加者は、話言葉をもたない民族として、 11日のゲーム本番時は、一言もしゃべらずに他国と取引をしました。 彼女の商品は「言葉カード」。彼女の国の言語が書かれたカードが、主語、形容詞、述語、という種別にならび、 買い手はそれぞれの中から1枚ずつを選んで3枚カードを引きます。 そこで、主語、形容詞、動詞カードがならび、最終的に文章になるというもの。 しかし、これはわれわれの言語では読めないので、渡された日本語変換表で、そこにかかれた文字を読み取ります。 何がかかれているかは、購入した人にしかわかりません。

これはほんの一例に過ぎませんが、このように、参加者それぞれが考え出した架空の国家はかなり奥が深く、 その話をきくだけで大変面白いものでした。

11日は3、4日で制作した商品と紙幣を用いて貿易ゲーム本番


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