1月26日(金)・27日(土)・28日(日)
*1月27日(土) 上映+レクチャー
「ゴダールの映画と『映画史』」梅木達郎氏(東北大学大学院国際文化研究科)
稀代の監督による鋭い眼差しと愛によって切り取られた「映画」という芸術の歴史。 ゴダールのライフワークといわれ、あえてフィルムではなく「エレクトロ方式」で制作された作品。
ジャン=リュック・ゴダール監督 1998年 フランス
第1部149分 第2部119分
映画監督ゴダールが見た、膨大な数の映画から切り取られた無数の場面が、全8章約4時間30分(2部構成)に再構成され、
引用の嵐とも言うべき勢いで溢れだしてきます。
それは、映画という言葉を、物語の流れよりも映像の断片として表現した彼の映画手法そのものであり、
引用の出典を知る間すら与えない、通史的な映画史とは一線を画す作品です。