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2018年02月28日更新 お知らせ シネマてつがくカフェ第65回「『猿とモルターレ』映像記録から"継承"を考える」

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今回は、映像作品を観て思ったことを語り合う「シネマてつがくカフェ」です。
「3がつ11にちをわすれないためにセンター」が企画する展覧会「星空と路-資料室-」の関連企画として、『猿とモルターレ』の映像記録を上映し、 "継承"について考えます。

■ 日時:2018 年 3月 10日(土)13:00-17:45
※ 13:00-15:00の時間で『猿とモルターレ』(制作:小森はるか/2017年/日本/110分)の映像記録を上映します。
■ 会場:せんだいメディアテーク 1f オープンスクエア
■ ファシリテーター:西村高宏(てつがくカフェ@せんだい)
■ ファシリテーショングラフィック:近田真美子(てつがくカフェ@せんだい)
■ 参加無料、申込不要、直接会場へ

《今回の問いかけ》

2017年3月に茨木市市民総合センターで上演された『猿とモルターレ』は、東日本大震災の被災者ではない砂連尾理(じゃれお・おさむ)が、当事者ではない立場で震災を表現した作品です。砂連尾が震災後に避難所生活する人びととの交流を通じて、非常に困難な状況を経験した人びとの「命懸けの跳躍(=サルト・モルターレ)」を考察し、未来に向けて生きる私たちのサルト・モルターレを模索したパフォーマンス作品である『猿とモルターレ』。今回は、その映像記録を鑑賞した経験から、「私たちは何を "継承"したのか」を対話を通して問うていきます。

「猿とモルターレ」アーカイブ・プロジェクト
西村高宏・近田真美子(てつがくカフェ@せんだい)


*「猿とモルターレ」アーカイブ・プロジェクトとは
『猿とモルターレ』が舞台芸術として試みたことや、作品で協働した出演者や観客と共有した体験を、異なる表現メディアで記録し、アーカイブしてきました。そして、それらの記録をもとに震災の記憶継承のありかたを検証するてつがくカフェやワークショップにも取り組んでいます。

◆ 問合せ:mmp0861@gmail.com(てつがくカフェ@せんだい 西村)
◆ 主催:てつがくカフェ@せんだい/せんだいメディアテーク
◆ 助成:一般財団法人 地域創造



◎関連イベント|朗読+映像ワークショップ「記録と報告」

朗読ワークショップでは、瀬尾夏美『二重のまち』のテキストをもとに、さまざまな方法で朗読することで、出来事を経験している人/していない人の声や身体が、出来事を継承していく可能性について考えます。そして映像ワークショップでは、カメラに撮られることによる身体の変化を実際に観察することで、出来事がメディアで記録され、伝えられていくことの危うさや可能性を考察します。

■ 日時:3月11日(日)11:00-17:00
■ 会場:せんだいメディアテーク7f スタジオa
■ 参加無料・要申込・先着20名
■ 申込方法2月17日(土)10:00よりメディアテーク企画・活動支援室(022-713-4483)にてお電話で受け付けます。

◉展覧会 「星空と路-資料室-」

「星空と路−資料室−」では、震災にまつわる様々なことがらを記録してきた「3がつ11にちをわすれないためにセンター」参加者による、震災から7年をむかえる今の記録や試みを紹介します。

■ 会期:2018年2月24日(土)−4月22日(日) 9:00-22:00 ※ 3/22(木)はお休み
■ 場所:せんだいメディアテーク 7fラウンジ、1fオープンスクエア(3/7-3/11のみ)
■ 主催:3がつ11にちをわすれないためにセンター

《てつがくカフェとは》 

てつがくカフェは、わたしたちが通常当たり前だと思っている事柄からいったん身を引き離し、そもそもそれって何なのかといった問いを投げかけ、ゆっくりお茶を飲みながら、「哲学的な対話」をとおして自分自身の考えを逞しくすることの難しさや楽しさを体験していただこうとするものです。

てつがくカフェ@せんだい http://tetsugaku.masa-mune.jp