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プロジェクトリスト | みやぎシネマクラドル

2016年01月31日更新 「第3回参加者発表会」レポート

 みなさま、昨年立ち上がったばかりのみやぎシネマクラドルの活動を温かく見守っていただき大変ありがとうございました。今年も作家ともども精進して参りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、2015年12月6日(日)に行われた第3回参加者発表会についてご報告させていただきます。今回の発表会では、「繋がりを見つける/輝きを捉える」と題し、東北学院大学の映画部出身で東京都在住の村上浩康監督が最新作『無名碑 MONUMENT』と、『小さな学校』の2作品を上映してくださいました。

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村上浩康監督

 『無名碑 MONUMENT』上映後には、人口の池を通し、人間の愚かな歴史や矛盾のような暗黒面を浮き彫りにしつつ、最終的には人間を肯定できるようなものしたかったという大きな意図が村上さんから語られました。そして、参加者とのやり取りでは、池で出会ったたくさんの人との繋がりの中で撮影が進んで行ったこと、インタビューの内容よりもその人らしさをどう表現するかに重きを置くことによって、一つの池を取り巻く世界を描こうとしたことなどが語られました。

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▲『無名碑 MONUMENT』の一場面

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▲『小さな学校』の一場面

 続く『小さな学校』上映後には、学校の外の世界や置かれている環境の特殊性、あるいは字幕やナレーションなどの説明的な描写を一切排除し、子どもたちの世界に徹底することによって、観る人にその日常を五感で体験してほしかったという意図が語られました。村上さんの意図のように、映像の原初的な輝きに感動する声もあれば、撮影自体がいろいろなアクシデントに見舞われたこともあり、その掘り下げ方について疑問の声があがる場面もありましたが、それも含めて活発な議論が交わされました。

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▲上映後の質疑応答の様子

 2作品とも一つの世界(場所・空間)の中で繰り広げられるあらゆる出来事に焦点を当てているという点で、人だけではなく自然や環境、物質、生き物も等価に描くという村上さんならではの個性が溢れた作品でした。現在も同じスタンスで新作を撮影しているとのことですので、楽しみです。

 以上で報告を終わります。年度内に次の発表会も予定しております。今年もみやぎシネマクラドルをよろしくお願いいたします!(我妻)