イベント 2017年09月12日更新

細倉を記録した寺崎英子のまなざし展


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宮城県北西部、奥羽山脈の山麓の町鴬沢に細倉鉱山という、
鉛や亜鉛を産出した日本で有数の鉱山がありました。
1941年、旧満州に生まれた寺崎英子は、
家族とともに細倉に移り住み、家業の売店を生業にしてきました。
鉱山の閉山が発表されると、寺崎はカメラを手にし、
その後の細倉とそこに暮らす人々の行方を撮影してきました。

このプロジェクトは、2016年5月、75歳で亡くなった寺崎英子から託された、
約1万3千カットのネガをアーカイブし、写真集刊行を目指すものです。
今回は、アーカイブ途上のモノクロネガから約300点の写真を、
撮影ノートなどの資料とともにご紹介します。

【プロフィール】
寺崎英子(てらさき えいこ) 1941年、旧満州生まれ。
終戦後、宮城県鶯沢町細倉(現在の栗原市)に家族とともに移住。
幼少期に脊髄カリエスを患い闘病後、家業の商店の経理で生計を担う。
細倉鉱山の閉山が発表された直後から鉱山の町に暮らす人々を撮り始め、
モノクロネガ246本、カラーネガ140本を残す。

【開催日時】
2017年10月7日(土)〜12月26日(火)9:00〜22:00(最終日17時まで)
休館日 10月26日(木)
※下記の日程で寺崎英子写真集刊行委員会のスタッフが滞在します。
10/7(土)10/21(土)10/28(土)11/3(祝・金)11/4(土)11/5(日)11/25(土)11/26(日)
12/2(土)12/16(土)12/23(土・祝)14:00-17:00

【会場】
せんだいメディアテーク7fラウンジ
入場無料

【関連企画】
座談会「ひとびとの細倉・寺崎英子と私」
2017年12月9日(土)15:00~16:00
せんだいメディアテーク7fラウンジ
ゲスト:熊谷巌(元細倉鉱山社員)×笹正男(寺崎英子遺族)
聞き手:寺崎英子写真集刊行委員会スタッフ

【同時開催】
仙台写真月間2017〈第4週〉
寺崎英子×小岩勉「細倉を記録する寺崎英子が遺したフィルム」
2017年11月21日(火) -11月26日(日) 11:00-19:00(最終日17:00まで)
仙台アーティストランプレイスSpaceA
仙台市青葉区錦町1-12-7門脇ビル1F
tel/fax 022-222-0654
協力:せんだいメディアテーク

【ボランティア募集】
寺崎英子写真集刊行委員会は、せんだいメディアテーク・メディアスタディーズのプロジェクトとして、
寺崎英子が遺した写真のアーカイブを進めています。
このプロジェクトをお手伝いいただけるボランティアを、随時募集しています。
お問い合わせは
090-8788-5474
koiw@jcom.home.ne.jp(小岩)までお申し出下さい。

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