スタッフより 2015年08月17日更新

活版印刷工房の紹介


私たちは、活版印刷研究会です。
毎月1回、せんだいメディアテーク地下1階準備室で、活版印刷による制作と設備の保守活動をするプロジェクト「活版印刷工房」を行っています。

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▲場所は、地下駐車場行きエレベーターを降りてすぐ右手です。
いつもはシャッターが降りていますが、月1回の活動日には見学もできます。

工房には、寄贈された約20万本(和文3書体、欧文約6書体他)の活字や印刷機、活版印刷の道具があります。
今回は、その中からすこしだけご紹介したいと思います。

まずはこちら。活字です。
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工房の活字は鉛合金でできたハンコのようなもの。9種類(和文の場合)の大きさの文字があります。

そして、ハイデルベルグ「プラテン印刷機」という、電動の印刷機。003.jpg

こちらは「手フート印刷機」と呼ばれる、日本製の手動印刷機です。004.jpg

ほかにも、ケースから拾った活字を版に組み立てる作業(植字)を行う、
植字台が3台あります。
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組み上がった版の一部です。
版がくずれないように、糸(解版糸)で縛り固定してあります。
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これらの機器、道具によって、活版印刷独特の味わい深い風合いが生まれます。

今後も、活動の様子や催し物についてお伝えしていきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

《月1回、活版印刷工房を見学できます》
◎次回見学可能日/8月23日(日)(10:00~16:00 ※12:00~13:00を除く)


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