報告 2018年05月03日更新

活版印刷研究会の活動記録(4月22日)


4月22日は、文選を基本知識やルールを復習しました。

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●文選の基礎を学ぶ

文選とは、原稿を用意し活字の収まっているスダレケースから必要な活字を拾う作業のことです。

今はパソコンでキーボードを打ち込めば簡単に入力でき、大きさもすぐに返ることが可能ですが、

活字はケースの中から号数(大きさ)を確認して、一つ一つ拾っていかなければなりません。

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銀河鉄道の夜でジョバンニがアルバイトしていたのはこの作業ですね!

活字には、上下を間違えないように施された

「ネッキ」と呼ばれるくぼみがあります。

この面が活字の下を示しているので、触って文字の向きを確認します。

右手の指で一本ずつ活字を拾い、

左手に拾った活字を収める文選箱と原稿を持って作業します。

拾った活字は原稿が横組ならネッキを上に、縦組ならネッキを右にします。

このあと、植字と呼ばれる作業に移りますが本日はここまで!

文選箱と原稿の持ち方にも基本ルールがあり、

これまでの作業を振り返り、美しく効率的に作業する基礎を学んだ一日でした◎ 

また、活版印刷研究会の配布用の名刺もデザイン中・・・

こちらは完成までのお楽しみです!

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22日は、15名の方に工房を見学いただきました。

工房見学は、月1回開場しております。(お昼休憩もございますので、ご了承くださいませ。)

次回は、520日(日)10301630です。ぜひご見学にお越しください。(K.N)


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