番組制作レポート 2016年06月11日更新

「小池博史ブリッジプロジェクト・「注文の多い料理店」創作体験ワークショップ」を公開しました


ことりTVです。

2016年6月の番組として
『小池博史ブリッジプロジェクト・「注文の多い料理店」創作体験ワークショップ』
が放送中です。


番組ディレクターの桐島さんより、
制作報告が届きましたのでご紹介します。

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2015年の末に日立システムズホール仙台にて行われた
小池博史ブリッジプロジェクト「注文の多い料理店」公演関連企画
創作体験ワークショップを取材したダイジェスト記録映像です。

国内外で活躍する舞台芸術家である小池博史のつくる
『注文の多い料理店』の世界観を体験しました。

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大人になって、こんなに夢中になれる事があっただろうか??



初め私は上映用の映像を作成するスタッフとして呼ばれました。
ワークショップに参加しながら、劇中上映する映像を考えました。

自己紹介で既に、ワークショップは始まっていました。
歌や踊りなど各自が得意な分野を交えての自己紹介。
動物の動きを想像したり、テーマであるスロームーブメントは滑稽にも思えましたが、
しかし夢中に成っている自分がいました。


小池博史氏から直々に、出演を迫られ、
意外な展開で急遽、私も出演する事となったのです。

必死にダンスの振付や台詞を覚える。
トイレに座れない程の筋肉痛と、覚えるべき段取りの多さ。
不眠不休で上映用の映像を撮影しながら、編集の作業も進めました。


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彼は言います。
「自分で作った壁は、必ず、自分で壊せる」
その橋渡しをするのがブリッジプロジェクトなのです。

学生、事務員、看護師、保健所職員、その他、非常にバラエティーに富んだ参加者たち。
日頃の生活を離れ果敢に壁に挑んでいる。
参加者の眼の色が日に日に変わり始めていくのが分かりました。

常に執拗に参加者と対話する小池博史。
宮沢賢治の作品世界から、新しいアイディアを毎日引き出してゆく。
そして、僅かな期間で完成度の高い50分の成果発表のステージへ

私自身も出演する事で、体感し、より深く小池博史の世界観に触れる事ができました。

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撮影に関して振り返り
私が出演すると...撮影をする人が居ない。
色々な人にカメラを預けつつ、記録を続けました。
この番組はダイジェストであり、濃縮されたハイライトシーンでもあります。
自分の身体の理解を深め、大人になって久しぶりに感激し泣けました。

そして、来月、再び小池博史が仙台にやって来ます!!
小池博史ブリッジプロジェクト 地域創作プログラム『KENJI』
http://kikh.com/kaze/2016/sendai.html

◆会期
2016年7月2日(土)~12日(火)

◆会場
日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)
練習室4(2日~10日)、シアターホール(11日、12日)

仙台市では演劇に力を入れているので全日程2000円で参加できます。
このワークショップは、おすすめです。

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過去にも「10-BOX「夏の学校~夏の学校で出会った仲間たち~」「仙台シニア劇団 まんざら」など、特徴ある番組を制作している桐島さん。
演劇の世界の魅力をどんどん発信していただきたいと思います。


2016年6月


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