お知らせ 2015年10月12日更新

鷲田清一とともに考える5 ファッション/世の中にはもっと魔法が必要です。


社会が暴走する前に、ファションの尊さや愛おしさを救わなければならない。そうした強い思いこそが、僕の考えるファッションの原点です。

山縣良和+坂部三樹郎『ファッションは魔法』より

 せんだいメディアテーク館長の鷲田清一が、各分野のプロフェッショナルからお話をうかがいながら、いま、メディアテークを通してみえる社会の課題について、みなさんと共有し、考えを深めていく対話の時間。
 今回は、ファッションへの想いを独創的な物語に込めたコレクションの数々、国内外で活躍するデザイナーを多数輩出する私塾「ここのがっこう」の運営などで、多方面から注目を集めている山縣良和さんをお招きします。
 ファッションが本来持つ原初的な力を信じ、既存のシステムや方法論とは異なるアプローチで、ファッションを表現し、提案してこられた山縣さんにお話をうかがいながら、装うということ、また現代社会におけるファッションの役割について、改めて考えていきます。

日時:2015年12月22日(火)18:00−20:00
出演:山縣 良和(ファッションデザイナー)
   鷲田 清一(せんだいメディアテーク館長/哲学者)

会場:せんだいメディアテーク 1階オープンスクエア
参加無料・申込不要・先着160席


「鷲田清一とともに考える5」チラシPDF

【プロフィール】
yamagata_portrait.jpg山縣 良和(やまがた よしかず)
ファッションデザイナー。1980年生まれ。セントラルセントマーチンズ美術学校卒業。ジョン・ガリアーノのデザインアシスタントを務めた後、帰国。2007年に「リトゥンアフターワーズ」設立、2008年9月より東京コレクション参加。2014年にはベーシックライン「リトゥンバイ」をスタート。ファッション表現の実験、学びの場として「ここのがっこう」(2008年~)を主宰するなど、多様な実践を通じてコミュニケーションツールとしてのファッションの役割を提案している。2014年毎日ファッション大賞・特別賞、2015年LVMH Prizeノミネートなど受賞多数。

 

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提供:writtenafterwards

鷲田 清一(わしだ きよかず)
哲学者、京都市立芸術大学学長。1949年生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院修了。大阪大学教授・総長などを経て、現職。これまで哲学の視点から、身体、他者、言葉、教育、アート、ケアなどを論じるとともに、さまざまな社会・文化批評をおこなってきた。主な著書に、『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞)、『「聴く」ことの力』(ちくま学芸文庫、桑原武夫学芸賞)、『「ぐずぐず」の理由』(角川選書、読売文学賞)、『しんがりの思想』(角川新書)など多数。 現在「折々のことば」(朝日新聞)連載中。


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