受賞作品一覧
せんだいアートアニュアルの公募展では、従来のような優劣を競う賞は設定しません。
作品に対する様々な視点、楽しみ方、解釈を提示する、5つの賞を設定しています。
市民投票を交えて選ばれた受賞作品は、以下の通りです。
(タイトルをクリックすると各作品の詳細が表示されます。)
- HAMON 福士かおり、野地由美子、佐藤信光(F-128)
- オープンなメディアテークの展示空間に、違和感の波動を静かに発していました。
小さいけれど、意外に大きな空間の拡がりをもっていたと思います。(阿部 仁史)
クール(宅急便)な、抑制されたユーモア。なかなかしぶいコンセプト。ときどき動かなくなるのが難。(飯沢 耕太郎)
- My LeftHand is Your Right Hand 光井清陽(F-199)
- 体の小さい動物の時間は早く進むそうです。犬と人が場所と時と経験を共有しながらも、
違う時間に生きている、そんな面白い体験をさせてもらいました。(阿部 仁史)
- SENDAI B/V 「B/V」(F-5)
- 丁寧で、しっかり地に足がついた観察力。観客との対話の試みがおもしろい。
個々の写真家のまなざしの違いが、もう少し明確に見えてもよかったかもしれない
(1人の作品に見えてしまう)。(飯沢 耕太郎)
- 叫び−2001− 佐々木 由紀子(F-12)
- 光と闇が虹の存在を現わすように七色の砂丘が連なる風景に人間ともラクダともつかない2匹の生物がたたずむ。
おそらくアフガニスタンの現在と私自身を重ね、生きるエネルギーの渦巻が満ちることの尊さを求めている。(佐藤 一郎)
- 波紋 後藤 郁子(F-83)
- 平山郁夫さんのテーマともどこかで通じる光の存在を感じさせる作品である。
自然を見つめる眼差しが、 さらに自らの内面を照らし出す境地につながるのではないかと期待させる。
丁寧な仕事ぶりも好感が持てる。(佐藤 一郎)
- 色は匂へと 宇田川海人(F-95)
- 波紋というテーマの上にネットワークによるコミュニケーションというコンセプトを重ねあわせ
その関わりをヴィジュアルに表現した様はインタラクションとして美しい。
ネットワークでくり拡げられる7人のコミュニケーションが波紋を作り、新たな形を創り出す。(中谷 日出)
- 光の柱 prefab(F-185)
- 単純に階層化された柱だが、プログラミングされたその光の動きとリズムがここち良い。
暗く閉された空間で感じるよりもある程度距離をおいて感じたい作品である。(中谷 日出)
- 庭の枯れたヒメリンゴの木からこけし人形を創る賦 源間正彦(F-20)
- 閉ざされた心 佐々木智恵子(F-156)
- Innermost Resonance 原田拓(F-88)
- 光の柱 prefab(F-185)
- 掴みきれない広大な空間で、いままさに物語が進行中なのでした、という感じ。
「映像」を両手に抱えた作品です。(東 英児)
とても心地よい。その一言に尽きると思う。残念ながら空間はせまかったが、スケール感も感じられた。(篠原 良太)
- 伝実二曲二双亜円錘浮遊図 いちのへ みのる(F-122)
- 何かはわからないけれども魅かれる世界感がありました。
開かれたダンボール箱と開かれたパネルとの関係も妙で楽しめました。
パネル作成の精度が上がるともっと絵がひき立ちそうです。(荒井 俊也)
- 日常商品生活日用彫刻 元木孝美(F-165)
- 冷たい材質感の中にも、おしゃれで暖かみのある感性が感じられて、とても好きな作品です。
異材質への置き換えや、日用品の彫刻(?)への転換などといった手法自体には特に新しさは感じませんが、
ギャラリーの空間の中にとてもマッチしたプレゼンで、印象に残りました。(北折 整)
- 彼方の岸 中村 喜吉(F-62)
- (三枝 孝司)
- 兜(Kabuto)プター ─ 透明 生まれる海 ─ Ναεγλερια Φοωλερι(F-28)
- 青葉祭にて 浅野 一郎(F-32)
- 記憶の中の夏 川井 黎子(F-42)
- S-colors 小出 一郎(F-60)
- 南仙台眺望 大友 孝助(F-61)
- 魔除けの詩 氏部 経彦(F-104)
- たぶんここじゃない(まだあるはず) 沼田 佳苗(F-105)
- 樹 庄子 陽子(F-127)
- HAMON 福士 かおり・野地 由美子・佐藤 信光(F-128)
- 少女の記憶 中野 康子(F-130)
- 老舗 鹿俣 初江(F-187)
該当なし