作家

鈴木 澄江

材質

水彩紙・水彩絵の具

作品説明

「わたしの隠れ家」というテーマで、そこいいるとほっとする､やわらぐ、うれしい・自由な気持ち・自分らしくすごせると解釈していると、私は広隆寺の弥勒菩薩を思いつく。高校時代の修学旅行の時の出会い。その時の非常な感動を思い出す。細い身体で今にも壊れてしまいそうなお姿なのに。なんて、おやさしいお顔立ち。そして物静かで何でもわかってくださっているように思われます。このような作品に出会うと、それを製作できる人間のすばらしさを感じます。また自然のいとなみ、自然の恵みを思い、人間の知恵、自分のまわりの人、自然、生物、本、芸術品そして宇宙まで、このめぐり合わせに感謝しながら｡自分にとって嫌なこと、マイナスと思われること、そのうち喜びになるだろうと、日々のいとなみを自分らしくすごしていれば、また、あの弥勒菩薩さまの出合いのような感動を。生きているうちに、私も、想像を創造に、心の中につぶやきながら生きています。