作家
クッパ
材質
アクリル、反射光フィルム、インスタレーション
作品説明
四面マジックミラーによって囲まれたこの空間からは、内からは見る事ができるが、外から内は見えない。視覚的には連続した空間だが、確かにそこには一枚の壁という境界線が存在している。限り無く連続し続ける空間を切り取っているイメージだ。これは、いつどこでも誰にでも隠れ家は存在しうるという事と同義である。床に敷かれた鏡によって、この箱の中で座り込んだ人間は、自分自身のことを見つめる事になる。周りを行き交う人々の間に流れる時間があるが、この隠れ家の中の時間だけは違う。周りの世界にないする自分の姿、自己と他者との関係をより見つめ直すきっかけになるだろう。 |