作家

浅野耕平＋松浦康介

材質

ノートパソコン、布、マイク、ヘッドフォン

作品説明

息をゆっくりと吐きながら、風呂の底に身を沈め水面を見上げる。そこにはどんなに大きな声を出しても響かない、無響室のような不思議な空間があります。狭いマンションのユニットバスに体を沈め、底魚（ボトムフィッシュ）のように海底に身をおいた気分でぶつぶつ独り言を喋る。そんな場所が私の隠れ家です。この作品は水面を模した布と、床面の間に仰向けになって寝そべり、ヘッドフォンを装着して体験します。ヘッドフォンを装着したら水面に向かって声を出してみてください。とっておきの隠れ家を独り占めするのはもったいないと思い、この作品は２人まで同時に体験することができます。秘密の隠れ家は大切な人だけに教えたくなるものです。大切な人とこの隠れ家に沈んで、不思議な音空間を体験してください。