「せんだいアートアニュアル2002」でグランプリ(smt賞)を受賞した、源間正彦氏の作品展を開催します。
メディアテークが毎年開催している公募展「せんだいアートアニュアル」。
2002年度の募集テーマ「セルフポートレイト」に対し、源間氏は「自画像自分史風」を出品して
グランプリ(smt賞)を受賞しました。
この展覧会はその副賞として開催するものです。
「去年のアートアニュアル審査でも「庭の枯れたヒメリンゴの木からこけし人形を創る賦」を選ばせていただいて、
源間さんのことは大変印象に残っておりました。今回たまたまセルフポートレイトというテーマだったのですけれども、
偶然なんですが、まさに源間さんのこれまでの仕事の中でこれ以上ないテーマであったと思います。
今回の作品は、戦時中からの自分のセルフポートレイトを並べた作品で、圧巻でした。
コメントするというより、敬服しております。
自分の人生の中のひとこまひとこまを残そうという意志が非常に強い方なのだと思いました。
自分についてべたべたせず、自分を突き放してみているところがある。」 −飯沢耕太郎−
「セルフポートレイトということは、自分を表現することであるから技術や方法を越えて、
自分を表現したいという気持ちが強いとそれだけで審査員を説得するものがある。
そういう意味でも源間さんの作品はインパクトがあったが、作品に時間軸が加わることによって、
より作品が力強くみえていた。」−佐藤一郎−
「グランプリに対しては誰も異論はないだろう。」−田中秀幸−
「源間さんの作品は、自然体の鏡、辛いときも苦しいときもずっと絵を描きつづけてきたことはすごいことだ。」−中谷日出−
「テクノロジーの匂いのするメディアテークで、蓋を開けたら源間さんだったというように、作品が選ばれたことはおもしろいことですね。
源間さんの個展開催のときにはお金払っても観に来ようと思います。」−明和電機−
源間正彦(げんま・まさひこ)宮城県出身、1922(大正11)年生まれ。国鉄を定年退職した昭和53年より本格的に絵を始める。
今年もせんだいアートアニュアルを開催します。今年は5月半ばから作品募集を開始する予定です。詳細な情報は、メディアテークのホームページやチラシ、市政便りをご覧下さい。 皆様も奮ってご応募ください。
http://www.smt.jp/saa/2002/
2002年におこなわれたせんだいアートアニュアルの情報です。