リンク

3月は、主に仙台を活動の拠点とする自主制作映画を特集します。ビデオカメラを持っている人は今や少なくありませんが、オリジナルの脚本や役者を立てて作る自主制作映画となると、ともすると大学のサークルのなかでしか作られていないと思われる方がいるかもしれません。しかし、今回特集する作品は学生だけではなく社会人によるものも寄せられています。また、内容もドラマだけではなく、ドキュメンタリーあり、バラエティー番組のパロディあり、SFあり、実験映画ありと、多種多様な作品がこの仙台の地で作られていることがおわかりいただけるでしょう。

作品紹介

プログラムa
『宴もバタアシ 古代オリンピック』
監督:パイルプロジェクト/2006年/90分
クリエイター集団パイルプロジェクトによるバラエティー作品。古代人のオリンピックと称して、6つのゲームで食材を奪い合い料理で勝負する。
『THEY’RE HARMLESS』
監督:千葉俊治/2006年/3分
カラフルな液体が、自らの意思をもったように画面のなかをところせましと跳ね回る。映像と音楽がリンクした新しい感覚の映像表現。
『私、先生、先生』
監督:中村四季穂/2006年/15分
新米教師として高校に勤務する政子は、過去に忘れられない先生がいた。その先生は、自分の「心臓の音」を聞くことで常に安心していた。
『Pre/sense』
監督:齋藤高晴/2006年/17分
いくつかの分割された窓から映し出される映像。遠い記憶にある原風景のような美しい映像と音楽でつづられた作品。
『電撃超人サスライダー2 デビルキングの大逆襲!!』
監督:前野健一/2007年/5分
サスライダーの宿命の敵、デビルキングとの戦いを描いたSF映画。NHK-BS2「デジタル・スタジアム」でも高い評価を得た映像作家、前野健一の新作。

『Pre/sense』

プログラムb
『シルク』
監督:masa/2006年/15分
ひろゆきは、最近妹のまゆが白いスカーフをしないことが気がかり。まゆの誕生日が近づいたある日、彼はまゆのひと言を聞いてあることを思いつく。
『あくび』
監督:引地悠輔/2006年/5分
陽気に誘われておもわずもれるあくびは、スレ違う人々に連鎖していく。
『繋がる手錠とスカートと』
監督:駒田仁彦/2006年/37分
朝まで飲んだ帰り道、男は曲がり角で走ってきた女と正面衝突。目を覚ますと二人は手錠でつながれていた。奇妙な出会いを描いたポップな逃走劇。
『お茶の間と戦争』
監督:月形鉄平/2006年/8分
毎日のように流れる戦争のニュースをコラージュして伝える反戦のメッセージ。
『Sad 2 Say』
監督:渡邊八房/2006年/30分
14才しか年の差がない親子のすれ違いを描いた物語。
『芝居はつづくよ』
監督:高橋勝昭/2007年/30分(予定)
2006年に上映された「にげ水」(演出・出演:岩佐絵里/なかじょうのぶ)のドキュメンタリー。

『繋がる手錠とスカートと』

スタジオ・プレビュー

「スタジオ・プレビュー」は、スタジオ活動の成果や映像音響ライブラリー資料を中心として、仙台というまちにこれまでたくわえられた、あるいは、今生まれつつある映像を幅広く発表する場を作ることをねらいとしています。
平成18年度最後のスタジオ・プレビューとなる今回は、仙台演劇祭2006(主催:仙台市・仙台市市民文化事業団)の前夜祭の記録「仙台演劇祭2006  街が劇場になる日 れきみんマチゲキ」(2007年/90分)を上映します。この作品は、平成18年度地域映像資料収集事業であると同時に、映像制作ワークショップとして一般のみなさんと一緒に作り上げた、現在の仙台を記録した映像作品です。



会期・会場

せんだいメディアテーク
7階スタジオシアター

3月23日(金)・24日(土)
14:30 『スタジオ・プレビュー』
16:30 『プログラムa』
19:00 『プログラムb』

入場方法

3月はすべてのプログラムが入場無料です。各回入替制(定員180名)。開場は上映の15分前を予定しています。
やむを得ない事情により企画内容の変更、および、入場の制限をさせて頂く場合がありますのでご了承ください。

託児サービス

上映時に、1歳半から未就学児までの託児サービスがあります(おやつ代200円が必要)。往復はがき又は電子メール、FAXに、希望日時、住所、氏名、電話番号、お子様の氏名、年齢(月齢まで)、を記入のうえ3月13日(火)(必着)までに「月例上映会託児担当」までお申込下さい。

主催:せんだいメディアテーク

〒980-0821 せんだいメディアテーク
宮城県仙台市青葉区春日町2-1
tel:022-713-3171 fax:022-713-4485
e-mail:office@smt.city.sendai.jp
http://www.smt.jp/