リンク

1月は、せんだいメディアテーク7階にある教材ライブラリーから教育映画を特集します。教材ライブラリーでは、学校、PTA、こども会や社会教育団体などのために16ミリフィルム、ビデオの貸し出しをおこなっています。子どもの頃、学校などで見た記憶があるかも知れません。 1978年の宮城県沖地震の生々しい記憶をおさめた作品や、30年ちかく前につくられたデジタルについても映画など、教育映画のおもしろさをあらためて発見してください。

作品紹介

プログラムa
『1978年宮城県沖地震の記憶』
1978年/18分/カラー
1978年(昭和53年)6月12日、17時14分、宮城県を中心に東北地方太平洋岸一帯にマグニチュード7.4(震度5)の地震が襲い、死者16人、重軽傷者10,119人の被害を出しました。 当時、国内でも始はじめてと言われる都市型地震として注目を集め、ブロック塀倒壊の多発により、死者16人のうち11人の命が奪うわれるなど社会問題にまで発展しました。地震による被害を克明に記録したこの映画は、仙台市内の多くの学校や施設で上映されました。
『たばこ・昭和史・心の歌』
1980年/45分/カラー
昭和初期の世界的な不況に続き、第二次世界大戦、そして新たな歩みを始めた日本の姿を背景に、激動の時代を生き抜いた人々。その苦しい生活のなかでひとときの安らぎとなったのはたばこと、「りんごの歌」「東京行進曲」「海いかば」などの流行歌でした。その当時の文化と煙草のある生活を通して語られる記録映画。 禁煙ブームの昨今では貴重な当時のたばこ文化を垣間見ることのできる作品です。
プログラムb
『テクスチュアを探る』
1977年/20分/カラー
目の粗い布や、粘りのある粘土でつくる陶芸、冷たく光る鉄など視覚的に面白いモチーフを有機的・無機的にランダムに映し出す、まるで実験映画のような作品。光の反射で認識する映画の原理と、さまざまな角度から撮影されたテクスチュアをレンズを通して見ることで新鮮な驚きがあります。70年代に図画工作の授業向けに制作された作品です。
『脳を探る』
1989年/20分/カラー
私たちの脳は140億以上の神経細胞から形成されており、脳内にはさまざまな化学物質が存在します。この映画は、脳の断面や活動の様子を見たり、神経伝達物質や、脳内科学物質の人工合成、老化の解明や、人工知能など80年代当時に国内でおこなわれていた脳科学の実態に迫った研究を紹介し、複雑な働きをする脳のしくみを探ります。
『ディジタルとアナログ』
1979年/16分/カラー
「モナリザ」を画素で測定し数値認識する試みや、CD(コンパクト・ディスク)を、まだレーザーレコードと呼んでいた70年代当時の最先端技術を紹介しつつ、「デジタル」と「アナログ」の基本的な意味と特徴をさまざまな分野の応用例をもちいて解説します。 現代の視点で見るとレトロ・フューチャーな感覚でコミカルにすら感じる作品です。

スタジオ・プレビュー

「スタジオ・プレビュー」は、スタジオ活動の成果や映像音響ライブラリー資料を中心として、仙台というまちにこれまでたくわえられた、あるいは、今生まれつつある映像を幅広く発表する場を作ることをねらいとしています。
今回は、仙台市自作視聴覚教材コンクールにて、昨年度最優秀賞を受賞した「万世にいたるまでー伊達政宗騎馬像を知るー(19分50秒)」を上映します。仙台市自作視聴覚教材コンクールとは、郷土文化などの学習教材として学校関係者や社会教育関係者、一般市民により自主制作された視聴覚教材を集めたコンクールです。今年は1月20日(土)9時30分から同会場にて開催されます。入場無料でどなたでもご覧いただけます。 なお、教材コンクールについては仙台市生涯学習課(022-214-8887)までお問い合せください。



会期・会場

せんだいメディアテーク
7階スタジオシアター

1月19日(金)
11:00 プログラムa
13:00 プログラムb
1月20日(土)
18:00 プログラムa
19:00 プログラムb
*プログラムaのはじめに「スタジオ・プレビュー」の上映があります。

入場方法

1月はすべてのプログラムが入場無料です。各回入替制(定員180名)。開場は上映の30分前を予定しています。
やむを得ない事情により企画内容の変更、および、入場の制限をさせて頂く場合がありますのでご了承ください。

託児サービス

上映時に、1歳半から未就学児までの託児サービスがあります(おやつ代200円が必要)。往復はがき又は電子メール、FAXに、希望日時、住所、氏名、電話番号、お子様の氏名、年齢(月齢まで)、を記入のうえ1月9日[火](必着)までに「月例上映会託児担当」までお申込下さい。

主催:せんだいメディアテーク

〒980-0821 せんだいメディアテーク
宮城県仙台市青葉区春日町2-1
tel:022-713-3171 fax:022-713-4485
e-mail:office@smt.city.sendai.jp
http://www.smt.jp/