2007年度最初のせんだいメディアテーク月例上映会は、写真家アンダース・エドストロームによる
即興演奏の名手デレク・ベイリーのドキュメンタリー映画『one plus one 2』と、
アンダース氏とも親交がある仙台在住の音楽家combopianoによるライブ・パフォーマンスをお送りします。
主催:せんだいメディアテーク 協力:East Works Entertainment Inc.
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one plus one 2
監督:アンダース・エドストローム(47分/DV/スタンダード/2003年)
ジャズにとどまらず、即興演奏の歴史に大きな足跡を残したギタリスト、デレク・ベイリーの晩年の姿を綴ったドキュメンタリー映画。極めて独創的なアーティストのごく普通の生活、ライブハウスではなくプライベートな空間のなかでのパフォーマンスなど、写真家でもある監督のアンダース・エドストロームは、静謐なまでの眼差しでデレク・ベイリーの姿を見つめている。
Derek Bailey デレク・ベイリー
1932年イギリス生まれ(2005年逝去)。『Solo Guitar Vol.1』『The Music Improvisation Campany』、デイヴィッド・シルヴィアンのヴォーカル・トラックのために演奏された『To Play』などジャズにとどまらず即興演奏の世界を築いた。著作に『インプロヴィゼーション 即興演奏の彼方へ』(工作舎/1981年)。
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Anders Edstrom アンダース・エドストローム
写真家・映像作家。1966年スウェーデン生まれ。ファンション・デザイナーのマルタン・マルジェラとのさまざまなコラボレーションや、アート雑誌『Purple』の創刊に関わるなど幅広い活動を続けている。写真集に『spidernets places a crew』『waiting some birds a bus a woman』(steidlMARK/2004年)など。
combopiano コンボピアノ
作曲家・渡邊琢磨(1975年生まれ)がプロジェクトごとに編成する可変的なユニット。1999年、『sal blakey』でデビュー。以降キップ・ハンラハン、ジョナス・メカス等海外のアーティストとのコラボレーションほか、2005年には内田也哉子、鈴木正人と3人でsighboatも結成。また、冨永昌敬監督『オリエンテ・リング』、松尾スズキ監督『恋の門』に音楽を提供している。2007年に発表した『Growing Up Absurd』では写真をアンダースが手がけた。
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