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せんだいメディアテーク
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3.11定点観測写真アーカイブ

第3回公開サロン「みつづける、あの日からの風景」

■日時:2012 年 9 月 22 日(土)14:00−16:00
■会場:せんだいメディアテーク 7f スタジオa

■参加無料、申込不要、直接会場へ

■問合せ:NPO法人20世紀アーカイブ仙台

tel 022-387-0656 fax 022-387-0651
e-mail npo@20thcas.or.jp
URL: http://www.20thcas.or.jp/
■主催:せんだいメディアテーク、NPO法人20世紀アーカイブ仙台

 

公開サロンでは、震災の記録写真を撮影した市民の方々をゲストに迎えます。震災後間もなく撮影された写真と、その後、震災から日が経つ中で撮影された写真を、撮影者ご本人に紹介して頂きます。これらの写真をもとに、震災体験を参加者のみなさんと話し合い、今後の定点観測にむけ、撮影の場所/時期/方法など、アイデアを一緒に考えます。

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今回の公開サロンで紹介する写真
▶仙台市青葉区
・倒壊した旭ヶ丘の民家(2011年3月11日)
・雪の降る中家路を急ぐ人々
(愛宕上杉通)(2011年3月11日)
・信号が消えて渋滞中の愛宕上杉通
(2011年3月11日)
・配っていた地震を伝える河北新報
号外(3月11日)
・倒壊した堤町の登り窯のレンガを、
市民がきれいに作業中
(2011年7月30日)
▶仙台市宮城野区
・高砂市民センターに張り出された、
高砂中学校からのお知らせ
(2011年4月13日)
▶仙台市太白区
・長町一丁目付近の道路が一部陥没し
徐行して走る車(2011年3月15日)
▶南三陸町
・鉄骨のみとなった防災庁舎。
住民は建物屋上に避難(2011年3月29日)

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みなさんの震災記録写真を募集しています。公開サロン当日、会場へ直接お持ちください。

ご自身で撮影した写真をDVDなどのメディアに記録し、各写真ごとに下記の掲載情報を添えておもちください。

1撮影者名(ハンドルネーム可)
2撮影場所
3撮影日時
・携帯電話画像可。
・仙台市、宮城県内市町村および東日本大震災で被害を受けた全地域。
・その写真についての特筆事項がありましたら、 お知らせください。
・写真は、NPO法人20世紀アーカイブ仙台とせんだいメディアテーク「3がつ11にちをわすれないためにセンター」で共同所有させていただきます。

※この募集は定点観測写真に限ったものではありません。

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3.11定点観測写真アーカイブ・プロジェクトとは

このアーカイブ・プロジェクトは、東日本大震災で被災した宮城県内各市町の震災直後の様子、および震災から定期的に定点観測し復旧・復興の様子を後世に残し伝えるために、市民の手で記録していくものです。これから市民のみなさまから記録者を募っていくとともに、その情報交換・活動の場を公開サロンとして定期的に行っていきます。

これらの定点観測写真は、NPO法人20世紀アーカイブ仙台とせんだいメディアテーク「3がつ11にちをわすれないためにセンター」で記録・公開し、市民参加で震災を語り継ぐ記録としていきます。

宮城県新しい公共の場づくりのためのモデル事業

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第3回3.11定点観測写真アーカイブ・プロジェクト 公開サロン「みつづける、あの日からの風景」レポート

第3回目にあたる9月22日、前回にも増してお客様がご来場くださいました。回を追うごとに参加者の方が増え、それぞれの意見を交換できる、貴重な場となってきたことを実感します。その中で「お役に立つのであれば」と震災時の写真をご持参くださったお客様もいらっしゃいました。

定点観測サロン開始

定点観測のポイントとして、前回まで、「いつ撮るのか」「どこを撮るのか」ということで話し合ってきましたが、今回はひとつ追加させていただいて、「定点観測活動を拡げる工夫」というものをテーマとして挙げました。

今回ゲストで来ていただいた方が、3月12日に撮影した、「落下した評定河原橋の街灯」の写真。

落下した評定河原橋の街灯の写真

この定点観測として、当NPOが後日撮ったものが、こちらの写真。

20世紀アーカイブが撮影した写真

これは街灯が修復されていると思い撮ったものですが、実は場所が違っていて、今でも街灯はまだついていない状態だった。このように、ひとが撮ったものに対して、場所を判断して定点観測していくというのは、本当に難しいことだと実感しました。まして、土地勘のない場所ならなおさらです。
発表の様子

これらを踏まえ、ゲストの方々から出された意見として、「こういう活動をしていることを知っている人間がどんどん広げていくことだと思う。
SNSなどで、前と後と意識して発信していくことが必要では」というお話や、「自分一人で幅広く色んな場所を、というのではなく、定期的に自分の管轄はここ、という形で個々が撮り続けることによって、将来それが全体の記録になる。それをみんなでシェアできるようにするべきだ」、「一人ひとりそれぞれ違う個性を持っているので、その方らしく観測し続けていけたらとてもいいものになるのでは」という意見が出されました。

「記録するというのは定点観測に結びつけるだけではなく、防災にもつながることで、この写真がこうなったということは、逆を返せばこの建物がかつてこうだった、震災でこうなった、というのが分かる。想像力を働かせれば、津波の被害や地震の強さでこういう風になってしまったというのが分かる、というのは、すごく大事なこと。こういう活動を小中学校やワークショップなどでできたらいい」という、今後の広がりについても意見が出されました。
また「震災前の写真が大事だという話があったが、例えば、壊れた建物ばかりでなく、この建物は大丈夫だったとか、ここの風景は地震があっても何も壊れず大丈夫だった、というような記録も大事なのでは。間口をそう広げれば、記録の枠を広げることにもなる」という意見に対しては、当NPOとしてはそういった発想がなかったので、今までとは違った考え方をするための良いヒントをもらったと思っています。
全体の様子

「撮影に行くという張りつめた気持ちではなくて、そこを見に行ってみようとか、散歩するくらいの感覚でカメラを持って、それでちょっと変わってたら変わったところを押さえよう、というような感じでいいかと思う。携帯電話でも構わない」「震災から一年半経つが、これが5年10年経って終わるわけでも恐らくない。長く続かせるコツは無理をしないこと。月に1回でも良いし、または気が向いたときでも良い」というように、今から撮ること、記録することがもう遅いわけではなく、むしろこれからだと考えています。出来れば多くの方々に無理のない範囲での定点観測へのご協力をお願いします。

報告:NPO法人20世紀アーカイブ仙台

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