ワークショップ記録
2回目の造形ワークショップの様子です。
参加者は、子どもから大人までさまざま。
同じ「もの」に対して、それぞれがどのように感じて、どのようなものを作ったのでしょうか。
開催内容
- 開催日:
- 平成18年2月18日(土)
- 時間:
- 13:30-16:00
- 場所:
- せんだいメディアテーク 7階会議室a,b
- 参加者数:
- 16名
進行
- 作業前
会場はメディアテーク7階の会議室。 通常設置されている机と椅子を取り払い、 ビニールシートを敷いた床に靴を脱いで座る参加者の皆さん。
参加者一人一人の前には20kgの粘土のかたまり。 全体重をかけてこねる女性、裸足になって踏むつぶす子ども。 扱い方はさまざまです。 さてワークショップが進むにつれ、粘土はどのように変化するのでしょうか。
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- 練習
まずはウォーミングアップに「高いもの」をつくってみました。 一口に「高いもの」といっても、細長い円錐型や、たけのこのような形、 表面がぼこぼこしたもの、粘土を厚く切って重ねたもの、 いろいろな「高いもの」ができました。
- 制作
このワークショップの趣旨は、視覚以外の感覚、 特に触覚をつかって作品をつくり、みることです。
アイマスクをして、先生が用意した「あるもの」を触り、 見えない状態のまま感じたことを思い思いに粘土で表現します。
- 鑑賞
できあがったものを、まずは手で鑑賞します。 手でみたあと、アイマスクをはずしてみると… 手でみたときとは違う印象にみなさんびっくりしたようです。
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参加者の感想
参加されたみなさんから感想をいただきました。
- 新鮮な初めての経験。手(触覚)がいつもより敏感だった。 今まで意識しなかった感覚を意識できた。(40代)
- 未知の世界でドキドキ、不安だったけど、楽しかった。 童心に戻った(創作家になった)つもりで無心になって取り組むよう努力した。(40代)
- 視覚を頼りに造れないということは、とても不安な気持ちになったが、 意識を集中させたり触覚により注意を向けると全く違った感覚で造形することができた。(10代)
- 最初の粘土を触った時、冷たくて気持ちよかったので、足で踏んだらすごく気持ちよかった。 粘土で最後に良い作品ができて良かったし、楽しかった。(10代)