けやき通り通信第26号 2005年10月発行 イベント案内 1.せんだいアートアニュアル2005 せんだいメディアテークでは、毎年秋に市民の方々が創作の主役となるイベントとして、公募展「せんだいアートアニュアル」を開催しています。この公募展は、美術や映像など作品のジャンルを問わず、広く国内へ出品を募集して開催するものです。 出品者と来場者、審査員とのコミュニケーションを重視するこの公募展では、期間中に公開審査会を開催し、観客・出品者・審査員が作品を介して交流し、表現に対する意見を交換することができます。 5年目となるせんだいアートアニュアル2005では、「至福のとき」を作品募集テーマとして広く作品を募集し、出品されたさまざまなジャンルの作品を公開いたします。本展会期中、公開審査を行い、賞を決定します。審査員は、飯沢耕太郎氏、佐藤一郎氏、田中秀幸氏、中谷日出氏、明和電機氏の5名がいらっしゃいます。 公開審査会・審査結果発表会はどなたも無料で観覧することができますので、お気軽にご参加ください。 会期 2005年11月5日(土)から11月20日(日)まで 10時から19時まで 展覧会会場 5階ギャラリー3300a・b、6階ギャラリー4200 入場無料 公開審査会 2005年11月12日(土) 14時から17時まで 5階、6階ギャラリー 審査結果発表会 2005年11月13日(日) 14時から17時まで 1階オープンスクエア 2.音声解説・日本語字幕つき映画「下妻物語」(託児つき) メディアテークでは、11月に音声解説と日本語字幕つき映画「下妻物語」を上映します。原作は、獄本野ばら著「下妻物語」(小学館刊行)、監督はCMディレクターとして活躍している中島哲也です。出演はこの作品で新境地を開いた深田恭子と数々の映画賞新人賞を受賞した土屋アンナです。 物語は、見渡す限りの田園風景が美しい茨城県下妻市が舞台。フリフリのロリータファッションに身を包んだ主人公桃子は、ふとしたきっかけでヤンキーのイチゴと出会います。どう考えても相容れない二人ですが、イチゴは毎日のように、桃子の家に押しかけては勝手に話をしていきます。そんなイチゴにうんざりな桃子なのですが・・・・・ 甘くない二人の友情物語をお楽しみください。 開催日時 2005年11月20日(日) 1回目 開場10時30分 開演11時 2回目 開場14時30分 開演15時 上映時間 102分 せんだいメディアテーク 7階 スタジオシアター 入場料 500円(当日券のみ。開場後に販売します。) 目の不自由な方には、無料で受信機を貸出します。ご希望の方は事前にメディアテークまでお電話かメールにてご連絡ください。各回先着30台です。 また、音声解説は周波数を合わせたイヤホンつきFMラジオでも聞くことができます。 託児をご希望の方は、はがきか電子メール、電話、ファックスにて催し名、希望の回、住所、氏名、電話番号、お子様のお名前、年齢(月齢まで)を記入のうえ、11月13日(必着)までにメディアテーク託児担当までお申込ください。 3.「音声パソコン入門講座」のご案内 以下の内容で、目の不自由な方対象の「音声パソコン入門講座」を実施します。 初心者向けの講座です。これからパソコンを始めたいと思っている方、パソコン は買ったけれど、今ひとつ操作がわからない方、積極的にご参加ください。  日 時  12月3日(土)、4日(日)、10日(土)、11日(日)       午後2時~午後5時  場 所  せんだいメディアテーク7階 会議室B  内 容  Windows の基本操作、タイピング練習、ホームページの閲覧、       電子メールの送受信など  定 員  6名程度       申込み多数の場合は、より初心者の方を優先します。  申込み  せんだいメディアテーク(713-4484)  〆 切  11月19日(土) 4.活版印刷ワークショップ(手話通訳あり) メディアテーク地下にある「活版印刷工場」には、地元の印刷会社から寄贈いただいた約15万本の活字と印刷機、植字台などの設備一式が揃っており、公募による参加者を交えてのカードづくりなどワークショップ活動を継続的に行っています。設備の維持や活動の補助には、印刷会社を退職された植字職人さんなどからなるボランティア組織「活版印刷研究会」が活躍しています。 くっきりと美しい文字を紙に刻む活版の魅力に取り憑かれる参加者も多く、文字や版を「組む」ということがコンピュータの画面上で行われることが多くなっている現在において、実際に手を使って活字を「組む」作業を行うことによって、印刷やデザインの基本となる技術が活版印刷から産まれていったことを再発見する機会にもなっています。 メディアテークではこの貴重な遺産をただ保存しておくだけでなく、実際に触って活用していただきながら、活版印刷の文化を肌で伝えるとともに、活版印刷からDTPにいたる新旧のメディア、技術、わざのつながりなどを感じとっていただける事業を続けていきます。 次回のワークショップは下記日程で行います。ご応募をお待ちしております。当日の見学も可能です。 期日/平成17年11月26日(土)と27日(日)の2日間連続 時間/各日10:00~17:00 内容/メディアテークの地下にある活版印刷工場で、実際に活字を拾い、版を組んで、手作りのオリジナルカード印刷を体験します。 参加費/無料 申込〆切/11月14日(月) 申込方法/イベント名(メディアテーク活版印刷ワークショップ)、氏名、住所、連絡先を明記してお申込ください。応募多数の場合は抽選。手話通訳を希望される方は上記期日までにご連絡のうえご相談ください。 申込・問合せ/せんだいメディアテーク FAX 022-713-4485 録音図書紹介 今号より、smtの録音図書を不定期に紹介していきたいと思います。第1回は編集者の独断により、江國香織著「流しのしたの骨」をご紹介します。 【あらすじ】 物語の語り手であり、今は働かず、夜の散歩を習慣としている19歳のこと子、結婚して家を出ている、おっとりとした長姉そよちゃん、月に1度の給料日に家族にいつもプレゼントをすることが習慣の心優しい次姉しま子ちゃん、笑顔が健やかで一番平らかな'小さな弟'律の四人姉弟と、詩人で生活に様々なこだわりを持つ母、規律を重んじる家族想いの父、の六人家族。ちょっと変だけれど幸福な宮坂家の晩秋から春までの出来事を静かに描いた、不思議で心地よくいとおしい物語。(新潮社版文庫本紹介より) 江國香織氏は「号泣する準備はできていた」で第130回直木賞を受賞した、若い女性を中心に人気のある作家です。小説の他にエッセイや童話なども執筆しています。以下にsmtに所蔵されている江國氏の著作(カセット・デイジー図書)をご紹介いたしますので、興味を持たれた方はメディアテーク録音図書担当(電話番号:713-4484)までご連絡下さい。 【江國香織氏作品一覧】 流しのしたの骨(カセット・全4巻) 泳ぐのに、安全でも適切でもありません(カセット・全4巻) こうばしい日々(カセット・全2巻) ホリー・ガーデン(デイジー) 発行元 せんだいメディアテーク 〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1 電話022-713-4484 fax 022-713-4482 電子メールアドレス bfu@smt.city.sendai.jp