けやき通り通信 第77号(2014.6))〜目や耳の不自由な方への情報紙〜■イベントのご案内●「音声パソコンステップアップ講座」のご案内以下の内容で、目の不自由な方対象の音声パソコン講座を実施します。今回は、高知システム開発の電子メールソフト「マイメール㈽」の活用講座です。効率的に文書を作ってさくさくメールを出しましょう。日時:8月9日(土)、10日(日) 午後2時〜午後5時30分場所:せんだいメディアテーク2階会議室内容:マイメール㈽の基本操作、アドレス帳の利用、添付ファイルの開き方、メールの振り分け、署名の作成など対象:音声環境でWindowsパソコンをすでに使っている方   2日間通して受講できる方費用:無料定員:6名程度(申込み多数の場合は抽選とします)申込み:せんだいメディアテーク(713-4483)締切り:7月28日(月)■イベント報告●バリアフリー上映『木曜組曲』報告去る5月25日 日曜日、せんだいメディアテーク7階スタジオシアターにて、バリアフリー上映『木曜組曲』を実施しました。このイベントは目や耳の不自由な方や、ちいさなお子様がいらっしゃる方にも映画鑑賞を楽しんでいただけるよう、音声解説と日本語字幕、託児サービスがつくものです。今回は、宮城県出身の恩田陸原作、同じく宮城県出身の鈴木京香が出演と、地元とのゆかりが深いミステリー作品『木曜組曲』を上映しました。音声解説と日本語字幕はそれぞれ、せんだいメディアテークで活動するボランティアが数か月前から準備に取り掛かり、準備を重ねてきました。日本語字幕は音の表現やセリフの表示時間に苦慮し、音声解説は息つく間もなく繰り広げられる会話の合間に入れる文章作りに苦労したようです。午前・午後の上映ともに多くの方にご来場いただきました。雲が多く蒸し暑い日となったために、館内の冷房が効きすぎて会場内が寒かったというご意見を多くいただきました。施設管理担当とも相談し、改善していく予定です。ご来場いただいた皆様、まことにありがとうございました。アンケート等でいただいた貴重なご意見を参考にさせていただき、今後もより良いバリアフリー上映会を目指していきます。次回上映は11月に実施予定の「仙台短篇映画祭」です。詳細につきましては、後日、当館ウェブサイトや各広報にてご案内いたします。今後とも、皆様のご参加、ご協力をよろしくお願いいたします。■おしらせ●サピエ図書館で国立国会図書館の点字・音声デイジーデータ利用開始4国立国会図書館では、平成26年1月より、目の不自由な方向けに「データ送信サービス」を始めています。その点字データと音声デイジーデータが6月3日午後1時より、サピエ図書館から利用できるようになりました。このサービスは日本点字図書館が開発を行い、全国視覚障害者情報提供施設協会と国立国会図書館の協力により実現した機能です。これにより、国立国会図書館に登録することなく、コンテンツを利用することができるようになりました。内容は、国立国会図書館と公立図書館が制作したコンテンツとなります。4月の時点で、点字データ16点、音声デイジー1139点(学術分権録音図書を含む)です。こちらの内容は、週に一度更新され、拡充されていきます。個人会員の皆さまは、リンクポケット及び携帯電話での利用はできませんので、ご注意ください。メディアテークをご利用の方は、いままで通りの方法で、ご利用いただけます。コンテンツ内容の一部をご紹介点字データ タイトル 『図書館ねこデューイ 町を幸せにしたトラ猫の物語』 著者 ヴィッキー・マイロン 訳 羽田詩津子(はた しづこ) タイトル 『35歳までにやめる60のこと』 著者 中谷彰宏(なかたに あきひろ)音声データ タイトル 『それをお金で買いますか』 著者 マイケル・サンデル タイトル 『iPhone買っちゃったけど 使いこなせていないあなたへ』 著者 美崎栄一郎(みさき えいいちろう) タイトル 『生命の跳躍 進化の10大発明』 著者 ニック・レーン タイトル 『呼吸の極意 : 心身を整える絶妙なしくみ』 著者 永田晟(ながた あきら)  タイトル 『説得の心理技術 : 欲しい結果が手に入る「影響力」の作り方』 著者 デイブ・ラクハニ 文学作品より、実用書、専門書が多いようです。ぜひご活用くださいませ。 いただいた個人情報は、当該事業及び関連事業の連絡やお知らせのみに使用いたします。