録音図書の新刊案内です。 新刊につきましては、1回の貸出につき1タイトルのみの貸出とさせていただきます。ご了承ください。 なお、貸出リクエストの際には「2月号新刊案内の~番」と番号でリクエストいただいても結構です。 小説・エッセイなど 1.春泥(しゅんでい)  伊集院静 著  全1巻 57分  廣代は句会の席で自分を見つめる吉井の視線を感じていた。バネ指を患って病院に行った廣代は偶然中庭のベンチでパジャマ姿の吉井をみかける。互いに踏み出せない老年の恋。 2.冬のはなびら  伊集院静 著  全1巻 80分  「夕陽がこんなに大きいんです」小さな島に小さな教会を建てるのだという真人の夢は、親友の月丘修(つきおか おさむ)に引き継がれた。教会を一人で建てる男の情熱とロマンを描く。 3.リアルワールド  桐野夏生(きりの なつき) 著  全6巻 510分  山中十四子(としこ)、通称トシ。クールなテラウチとエキセントリックなユウザン、育ちの良いキラリンという3人の友人とともに、残り少なくなった高校生活を送っている。ある夏の日、隣家の少年「ミミズ」が母親を殺した。トシと友人たちは唐突に事件に関わり、思いもかけない事態に。女性の心理描写を得意とする著者が、現代の高校生の内面をリアルに描く衝撃作。 4.静かな黄昏の国  篠田節子 著  全7巻 630分  「終の住みかは本物の森の中にしませんか?」終身介護施設の営業マンの言葉に乗り、森や自然に囲まれた家に向かう老夫婦。彼らを待っていたのは...?表題作「静かな黄昏の国」を含む八篇の作品集。 5.もう一つの出会い  宮尾登美子 著  全5巻 420分  人生を変えた38歳ゼロからの出発。「連」で女流新人賞を受賞し、2年後に離婚した著者が波瀾の奇跡から掬いあげた、生きるということ、愛するということ。その中で出会った様々な人への自分なりの愛着を綴った恥さらしの一種。初版から数えてはや20年。愛され読み継がれてきた珠玉の随筆集が今蘇る。 6.働く女  群よう子 著  全4巻 249分  さまざまな「働く女」が主人公。自分の仕事と向き合う女性たちの日常生活や、思いがリアリティをもって登場する。自分自身も含めて、身の回りにいる人達など、職種や立場は違っても「うん、あるある」と共感できる勇気の出る短編集。 〔時代小説〕 7.箱根細工  池波正太郎 著  全1巻 71分  大治郎は、父の名代でかつての剣友の見舞いのため箱根へ向かった。山道ですれ違った浪人の身体からは剣気が噴き出していた。夜更けの湯宿で大治郎はまたしてもその浪人に会った。~剣客商売4より~ 8.天魔  池波正太郎 著  全1巻 76分  次々と道場を襲い、一撃のもとに殺していく魔性の天才剣士が「秋山先生に勝つために」と八年ぶりに江戸に帰ってきた。秋山父子と魔性の剣士との死闘を描く。~剣客商売4より~ 9.徳どん、逃げろ  池波正太郎 著  全1巻 70分  傘屋の徳次郎(とくじろう)は、博奕場の帰り道八郎吾(みち はちろうご)という盗人に、二人で押し込みをすることをもちかけられる。小金持ちの老人として目をつけた押し込み先は、なんと秋山小兵衛(こへい)の隠宅(いんたく)だった。~剣客商売7より~ 10.隼小僧異聞(はやぶさこぞういぶん) 物書同心居眠り紋蔵(ものがきどうしんいねむりもんぞう)  佐藤雅美(まさよし) 著  巻数6巻 510分  砂糖問屋橘屋(たちばなや)から十両が消えた。奉公人の持ち物改めの末、手代の文吉が疑われて店を追われた。おりから市中を騒がせていた盗賊"隼小僧"が捕まり、橘屋の件もその仕業と判明したのだが、紋蔵には合点がいかないものがある。稲が嫁ぎ、紋太郎も婿養子に出して一安心のはずの藤木紋蔵にまたまた難事件が。表題作「隼小僧異聞」をはじめ、全8編を収録。 せんだいメディアテーク tel022-713-4484