録音図書の新刊案内・メディアテーク録音図書ライブラリー紹介 平成25年12月号この案内では、メディアテーク所蔵の録音図書と、サピエ図書館所蔵の録音図書および点字データをご案内します。貸し出しについて、リクエストの際には「何月号の何番」と番号でお伝えいただいても結構です。なお、ご希望の資料が貸出中の際などは、リクエストいただいてから貸し出しまで、しばらくお待ちいただく場合がありまのでご了承ください。録音図書・点字データの貸出申込先電話 022-713-4484 Eメール bfu@smt.city.sendai.jpメディアテーク所蔵資料新刊案内メディアテーク所蔵の新刊のデイジーを5タイトルご案内します。なお、新刊の貸し出しにつきましてはご希望が多いため、1回の貸し出しにつき、1タイトルのみとさせていただきます。1.短歌をつくろう  栗木京子(くりききょうこ) 著  全1枚 5時間01分「飛び出すな 車は急に とまれない」 標語の中にも短歌のリズムが。 むずかしそうと身構えないで、どんどん短歌をつくってみよう。ジュニアだけでなく、大人にもおすすめの一冊。2.自白 刑事・土門功太朗(どもんこうたろう)  乃南アサ(のなみあさ) 著  全1枚 7時間37分舞台は昭和40〜50年代。科学捜査がまだ未熟だった時代、主人公の土門は情熱と経験と勘を頼りに、地道な捜査を続ける。小さな手がかりをつなぎ合わせて事件の全容を明らかにし、容疑者を自白に追い込むさまは、職人芸の趣だ。愛人殺し、夫殺し、連続空き巣狙い、タクシー運転手殺しなど4編の事件簿を収録。犯人たちの心理を丁寧に描写している。 3.カササギたちの四季  道尾秀介(みちおしゅうすけ) 著  全1枚 7時間32分『リサイクルショップカササギ』で副店長として働く日暮正生(ひぐらしまさお)は28歳。店長の華沙々木丈介(かささぎじょうすけ)と二人で店を経営している。従業員は二人だけの小さな店だ。ある日、華沙々木はひと部屋分の家具を一切引き取るという仕事を取ってきた。買い取り資金の少なさを心配する日暮を「先方は安く買い取ってくれればそれでいいと言っている」と説き伏せ、軽トラで向かったのは南見(みなみ)という大きな家だった。そこで出会った娘、菜美は家具の引き取りに不服の様子。そんな中、南見家にどろぼうが入ったという情報が入る。すぐに南見家に向かった二人は事件解決に動き出すのだった。二人の優しい推理が心にしみる物語、全4編。4.はやぶさ新八御用帳(八)春怨根津権現(しゅんえんねづごんげん)平岩弓枝(ひらいわゆみえ) 著  全1枚 7時間19分参詣人の多い根津権現だが、その奥の清水堂まで訪れる人は少ない。新八郎は、そこで気のふれた老女に出会い、旗本・森本家で起きる事件にかかわることに。森本家の当主が毒殺されそこなった後に続く奥方の死。その謎は?他に6編を収録。5.天女湯(てんにょゆ)おれん 春色(はるいろ)恋ぐるい諸田玲子(もろたれいこ) 著  全1枚 6時間26分江戸八丁堀、年の瀬の天女湯に人情本『春色梅児誉美(しゅんしょくうめごよみ)』を出版した戯作者、為永春水(ためながしゅんすい)がやってきた。本が大当たりしたことで春水は人気者になり、女たちが後をついてまわっていた。その女たちの中に必ずいるお長は「梅児誉美」の主人公丹次郎と春水を重ねて恋焦がれていたのだった。春水がおれんを忘年会に誘ったことでお長が嫉妬に狂いだし・・・。表題作ほか6篇収録。メディアテーク録音図書ライブラリーの図書のご紹介こちらは新刊ではありませんのでご注意ください。今回はタイトルに「食・食べる」が入る図書を、デイジーで6タイトルご案内します。6.ああ言えばこう食う 往復エッセイ阿川佐和子(あがわさわこ)・壇ふみ 著    デイジー全1枚 5時間01分ごぞんじ名コンビがくりひろげる絶妙な掛け合い。こんなことまで言っちゃっていいの? 抱腹絶倒の往復エッセイ。 7.食べられた男  阿刀田高(あとうだたかし) 著  デイジー全1枚 6時間34分親友のS君が、とびきりの美女を射止めた。余りのねたましさに私は、これはよくないことの前兆ではないか、とすら考えた。そして1カ月、S君の言動に微妙な変化が起こりはじめた──。ブラック・ユーモアの名手が構築した恐怖と幻想のショートショート42編。8.文人悪食(ぶんじんあくじき)  嵐山光三郎(あらしやまこうざぶろう) 著  デイジー全1枚 17時間02分「何か喰いたい」臨終の漱石は訴え、葡萄酒一匙を口に、亡くなった。鴎外はご飯に饅頭を乗せ、煎茶をかけて食べるのが好きだった。鏡花は病的な潔癖症で大根おろしも煮て食べたし、谷崎は鰻や天ぷらなど、こってりした食事を愉しんだ。そして、中也は酒を食らって狂暴になり、誰彼構わず絡んでいた。三十七人の文士の食卓それぞれに物語があり、それは作品そのものと深く結びついている。9.江戸前食物誌(えどまえしょくもつし)池波正太郎(いけなみしょうたろう) 著  デイジー全1枚 5時間08分下町生まれの作家が、人生の折々に出会った忘れられない味。鮨、どんどん焼、天ぷら、洋食と、東京に残る「江戸前」の食物に託して人生を味わいつくす、本物の食通名エッセイ集。10.食う寝る坐る 永平寺修行記(くうねるすわるえいへいじしゅぎょうき)野々村馨(ののむらかおる) 著  デイジー全1枚 10時間44分その日、僕は出家した、彼女と社会を捨てて--。道元が開いた曹洞宗の本山・永平寺。ひとたび山門を潜れば、そこは娑婆とは別世界。東司(とうす・トイレ)にも行鉢(ぎようはつ・食事)にも厳格な作法がある。新入りは、古参僧侶に罵倒され、規矩(きく)を徹底的に叩き込まれる。さらに坐禅に日々打ち込んだ末、30歳の著者が会得したものはなにか?雲水として修行した一年を描いた体験的ノンフィクション。 11.食べる日本史  樋口清之(ひぐちきよゆき) 著  デイジー全1枚 6時間51分縄文の人々、紫式部、徳川家康たちは、何を食べていたのだろうか--「物を食べる、という日常的な行為こそ、生活の基本であり、文化の出発点である」と考える学者が、食べることを中心にすえてくりひろげる日本史ものがたり。豊富な知識と大胆な推理に支えられた発想は自由にはばたく。サピエ図書館所蔵録音図書の紹介サピエ図書館所蔵の録音図書をご案内します。こちらの図書は全国のかたが利用しますので、リクエストいただいてから貸し出しまで、しばらくお待ちいただく場合がありますのでご了承ください。今回は、パンにまつわる図書をご紹介します。12.昨夜のカレー、明日のパン 木皿泉(きざらいずみ)著 デイジー全1枚 5時間02分悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだ−。7年前、25歳で死んだ一樹。嫁のテツコと一樹の父は、まわりの人々とともにゆるゆると彼の死を受け入れていく。なにげない日々の中にある「コトバ」の力が心にしみる連作小説。13.パンとスープとネコ日和群ようこ(むれようこ)著 デイジー全1枚 5時間51分母を突然亡くしたアキコは、永年勤めていた出版社を辞め、母が経営していた食堂を改装して再オープンさせた。安心できる食材を使い、手間ひまをかけるのがアキコのこだわりだ。そんな彼女の元にネコのたろがやって来て...。14.真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ大沼紀子(おおぬまのりこ)著 デイジー全1枚 7時間48分都会の片隅に真夜中にだけ開く不思議なパン屋さんがあった。オーナーの暮林、パン職人の弘基、居候女子高生の希実は、可愛いお客様による焼きたてパン万引事件に端を発した、失綜騒動へと巻き込まれていく...。期待の新鋭が描く、ほろ苦さと甘酸っぱさに心が満ちる物語。15.幸せをはこぶ天使のパン宇佐美総子(うさみふさこ) 著 デイジー全1枚 3時間52分レース中の事故で障害を負った元競輪選手がリハビリを兼ねて作り始めたパンは、いつしか「天使のパン」と呼ばれるようになった。奇跡のパン屋の物語。サピエ図書館所蔵点字図書の紹介最後に、サピエ図書館所蔵の点字データのなかから、メディアテークが制作したタイトルをご案内します。点字データは点字印刷や、フロッピーディスクなどにデータを入れて、貸し出しをいたします。16.介護が上手くなるための10ヵ条   三好春樹(みよしはるき) 著 点訳者 ろくてんの会 2巻なぜ医者や看護婦に介護の下手な人が多いのか。それに比べて専門教育を受けていないシロウトのおばちゃんたちに介護の達人がたくさんいるのはどうしたわけか? 近代科学の押し付けではない本当の介護のありかたを説く一冊。17.うれしい一日になる日本のわらい話   冨田博之(とみたひろゆき) 著 点訳者 ろくてんの会 1巻笑い話は、これまでともすると、知性とは無関係なもののように思われがちでしたが、けっしてそうではなく、笑い話にわらうことのできる子どもこそ、健康な知性にあふれているのだということを知っていただきたい、という願いをこめて、この本をつくりました。18.ポケットの中の記憶 エッセイ抄   五木寛之 著 点訳者 3・6会 4巻いくつかの単行本に収められた文章から任意に選びだしたものを再収録したエッセイ集。母について、メロンパンについて、イラン旅行について、ユーモアたっぷりにつづられています。19.オニツカの遺伝子   折山淑美(おりやまとしみ) 著 点訳者 増田廣子(ますだひろこ) 2巻スポーツシューズブランドとして、戦後の日本スポーツ界を支えたオニツカ。強い信念と確かな技術のもと、改良を重ね続けたシューズは、やがて金メダリストからスポーツ愛好者まで広く愛される一足へと成長した。ものづくりに情熱を傾けた創業者、鬼塚喜八郎の精神は、社名をアシックスと変えた今も脈々と受け継がれる。オニツカを生んだ人々、そして、現在進行形でその技と心を進化させている人々のオニツカスピリッツに迫る。20.元気の花束 Living with an ostomyブーケ<若い女性オストメイトの会> 著 点訳者 金田裕子 5巻公益財団法人正力厚生会の平成19年度がん患者団体助成事業の助成を受け作成。まんが「ママはオストメイト」ベテランのET/WOCナースのアドバイスによるQ&A、会員体験談で構成した、オストメイトにはもちろん、医療者の皆様にも好評の一冊です。