録音図書の新刊案内・メディアテーク録音図書ライブラリー紹介 平成27年2月号この案内では、メディアテーク所蔵の録音図書と、サピエ図書館所蔵の録音図書および点字データをご案内します。貸し出しについて、リクエストの際には「何月号の何番」と番号でお伝えいただいても結構です。なお、ご希望の資料が貸出中の際などは、リクエストいただいてから貸し出しまで、しばらくお待ちいただく場合がありまのでご了承ください。録音図書・点字データの貸出申込先電話 022-713-4484 Eメール bfu@smt.city.sendai.jpメディアテーク所蔵資料新刊案内メディアテーク所蔵の新刊のデイジーを5タイトルご案内します。なお、新刊の貸し出しにつきましてはご希望が多いため、1回の貸し出しにつき、1タイトルのみとさせていただきます。1.大江戸旅の用心棒 雪見(ゆきみ)の刺客 山田剛(やまだたけし) 著 6時間11分 天保期の江戸は「江戸名所図絵」が刊行されたことも手伝って、空前の旅人気。 このブームに着目したのが、馬喰町の旅籠「倉田屋」の主・利兵衛。 旅人達に安心して江戸の名所見物を楽しんでもらおうと、案内人兼用心棒付きの旅を企画。 見目良く弁も立ち腕も確かな三人の訳あり侍、和木新十郎(わきしんじゅうろう)・山川半太夫(やまかわはんだゆう)・ 一之瀬佐内(いちのせさない)が案内役とあって評判は上々。「忠臣蔵を巡る旅」は師走の一番人気である。 ある日、半太夫に手間賃の良い「雪見の旅」と称した風流な仕事が舞込むが、依頼主の旗本・朝倉には何やら怪しげな噂が...。新十郎と左内が動く! 第17回歴史群像大賞 佳作受賞作品。シリーズ第一弾。2.シートン(探偵)動物記 柳広司 著 9時間56分"悪魔"と恐れられる巨大な狼との知恵比べの最中、のどを食い破られた死体に遭遇する「カランポーの悪魔」。老カラスの宝物からダイヤを見つけたことで奇想天外な盗難事件に巻き込まれる「銀の星」等、全七編収録。自然観察者にして『動物記』の作者シートン氏が、動物たちを巡って起こるさまざまな難事件に挑む連作短編ミステリー。3.犬とハモニカ 江國香織 著 4時間19分東北でボランティアをするため、未知の国日本に向かうアリルド、離婚を告げ、娘と米国に旅立った妻を迎える賢治、英国に嫁いだ娘の家から帰国する寿美子...。 空港の国際線到着ロビーを舞台に、一瞬の交わりから生まれるドラマを、軽やかにすくい取り絶賛された、川端康成文学賞受賞の表題作のほか、恋の終わりと始まり、その思いがけなさを鮮やかに描く「寝室」、源氏物語の一章を現代語訳した「夕顔」など、美しい文章で、色濃い時間を切り取る魅惑の6篇。第38回川端康成文学賞4.ドロップボックス活用術 (株)ラビット 著 1時間28分MyBook㈽でも採用されている「オンラインストレージサービス」のひとつ「ドロップボックス」。どんなサービスなのか、どんな事に使えるのか、その使い方はどうか? その操作方法や設定方法を詳しく解説しています。複数台のパソコンをお持ちの方。知人や友人と簡単にデータを共有したい方。 新しいものに興味のある方。 是非1度お聴きください。5.ほんとうの復興 池田清彦 著 4時間23分大震災で問い直される人間の生き方。原発事故で明るみになった無責任な体制。虫の目で自然を見つめる二人が、人間には制御できない自然の驚異、原発に代わるエネルギーについて語り合う。メディアテーク所蔵資料とサピエ図書館所蔵資料の紹介所蔵の録音図書をご案内します。サピエ図書館所蔵資料の場合は、全国からお取り寄せいたしますので、少々お時間をいただく場合がございます。また、こちらは新刊ではありませんので、1回5タイトルまで貸出できます。今回は2014年度に亡くなった著名人の関連作品を、メディアテーク所蔵資料から5タイトル、サピエ図書館所蔵資料から5タイトル、ご紹介します。 6.殉愛 百田尚樹 著 全1枚 13時間19分2014年1月、「関西の視聴率王」やしきたかじんが亡くなった。2年間の闘病生活には、その看病に人生のすべてを捧げた、かけがえのない女性がいた。「永遠の0」の著者が、故人の遺志を継いで記す純愛ノンフィクション。7.高倉健インタヴューズ 高倉健ほか著 全1枚 4時間14分初めて語った「何度も見た映画のこと」、セリフの一言一句への想い...。ほとんど取材を受けない高倉健が認めた、貴重なインタヴュー集。1995年から2011年までの映画の撮影現場で行ったインタヴューを中心に構成する。8.ほとんど人力 菅原文太と免許皆伝の達人たち 著 全1枚 8時間37分2012年、国民運動グループ「いのちの党」を結成した菅原文太が、金子兜太、相場英雄、大田昌秀、松島令ら在野17人と熱く語り合う。『本の窓』掲載「連載対談 外野の直言、在野の直感」を加筆修正して単行本化。9.原罪 上下 P.D.ジェイムズ著 青木 久恵訳 著  全1枚 上 10時間43分 下 10時間40分伝統を誇る名門出版社〈ペヴァレル出版〉の社長ジェラードの死体が資料室で発見された。彼は何者かに閉じこめられ、ストーヴの不完全燃焼により一酸化炭素中毒を起こしたのだ。しかも、死体の首には蛇のぬいぐるみが巻きつけられ、口には蛇の頭が押しこまれていた。こんな異常な殺人を仕組んだ者は? 駆けつけたダルグリッシュ警視長たちは、ジェラードが社長に就任してから社内で不祥事が相次いでいることを知るが......10.老人力 赤瀬川原平 著 全1枚 4時間31分物忘れも、繰り言も、溜め息も、老年域に達してこそ身につく新しい力の一つ。人間も世界ももう少しボケたほうがいい。「ゆとり」や「遊び」をもって、「肩の力を抜いて」生きることの大切さをユーモラスに説く。11.天璋院篤姫 上下 宮尾登美子 著 全1枚 上11時間40分 下11時間47分十八歳で藩主斉彬(なりあきら)の養女となった篤姫は薩摩島津家分家に生まれた学問好きな姫であった。その才覚、器量を見込んだ斉彬は画策の末、篤姫を十三代将軍家定の正室として江戸城に送り込んだ。明治維新の動乱の中、徳川宗家のために、そして日本のために力を尽くし、最後まで誇りと覚悟を失わなかったその波乱に満ちた生涯を描く、NHK大河ドラマの原作。12.菊籬(きくまがき) 宮尾登美子 著 全1枚 7時間24分義理という建前ゆえに保たれる"その家"。貰い子の菊を迎えた者たちの葛藤、女の哀れといじらしさを描く表題作など、この円熟した珠玉作品集は、宮尾文学の美しき結実ともいうものです。「彫物」、「金魚」、「自害」、「水の城」、「村芝居」、「千代丸」、「菊籬」他。13.アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス 小尾 芙佐(ふさ)訳 全1枚 9時間58分32歳になっても幼児の知能しかないパン屋の店員チャーリイ・ゴードン。そんな彼に、夢のような話が舞いこんだ。大学の偉い先生が頭をよくしてくれるというのだ。この申し出にとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に、連日検査を受けることに。やがて手術により、チャーリイは天才に変貌したが...超知能を手に入れた青年の愛と憎しみ、喜びと孤独を通して人間の心の真実に迫る。14.失楽園 上下 渡辺淳一 著 全1枚  上8時間7分 下7時間35分突然閑職に追いやられた敏腕編集者・久木。失意にくれる彼の前に、夫との冷え切った関係を持て余す美しき人妻・凛子が現れる。まるで結ばれるのが宿命であるかのように、ふたりは激しい恋に落ちてしまう。その純粋なる想いを貫き通すため、ふたりは究極の愛の世界へと足を踏み入れる--。「人を愛する」ということは、どういうことなのか?男女の愛の極限を描き切った、渡辺文学の最高傑作。15.麻酔 渡辺淳一 著 全1枚 11時間6分子宮筋腫の手術を受けた妻邦子は、麻酔のミスで意識不明のまま眠り続ける。福士高伸(ふくしたかのぶ)は妻の意識が戻るよう、夜の病床で妻を密かに愛撫さえしたが、いっこうに目醒める気配もない。母のいなくなった家庭は次第に虚ろなものになっていくが、高伸は仕事に没頭していく。医療過誤と家族の絆を描く感動の長編。サピエ図書館所蔵点字図書の紹介最後に、サピエ図書館所蔵の点字データのなかから、メディアテークが制作したタイトルをご案内します。点字データは点字印刷や、USBメモリなどにデータを入れて、貸し出しをいたします。16.句集 瀧の裏   冨士眞奈美 著 点訳者 工藤幸子(くどうさちこ) 1巻豊かな詩想、感性の豪奢、アドレッセンスの渇望と憧憬とを内部に湛えながら、孤独な魂の寂寥を紡ぐ。俳歴三十余年、芸の風格を期し雅俗両道の道を往く冨士真奈美さんの初の句集。17.アメリカの金権政治   軽部謙介(かるべけんすけ) 著 点訳者 3・6会 4巻オバマでも変えがたいもの。それはアメリカ政界にはびこる金権体質だ。カネの亡者と化したロビイスト、資金集めに血眼の政治家、利得追求が第一の献金者。ワシントンでは、カネこそがものを言う。「われらの政治を見習え」。世界の範を自認する、この国の内実とは?民主主義を蝕むマネー政治の実態を、丹念な現場取材により報告する。18.傾聴術 ひとりで磨ける゛聴く゛技術   古宮昇(ふるみやのぼる) 著 点訳者 3・6会 2巻相手の言いたいことを本当にわかっていますか?本音を引き出すプロカウンセラーの技。19.現職警官「裏金」内部告発  仙波敏郎(せんばとしろう) 著 点訳者 3・6会 3巻警察の闇!腐敗、汚職、隠蔽、これが手口の全貌!「組織的犯罪」に独り立ち向かった男の究極の人間ドラマ。20.心臓が危ない   長山雅俊(ながやままさとし) 著 点訳者 井上順子 3巻日本人の死因の三分の一は、心臓病。三人に一人は心臓病で亡くなっている。世界に類をみない超高齢化社会、食の欧米化、徹底的な自由競争に転じた企業内のストレスなどが、その原因だ。特に働き盛りの中高年が、ある日突然、心臓病に見舞われるケースが急増している。高血圧、高脂血症、肥満、動脈硬化などは、心臓病の大敵。放っておけば、狭心症や心筋梗塞、さらには大動脈瘤解離などに発展し、とりかえしのつかないこととなる。著者は「今、日本人の心臓が危ない!」と警鐘を鳴らし、注意を促している。本書では、あなたの命を守るため、一生涯休むことなく働き続ける心臓について、学校の授業のようにわかりやすく解説していく。