今回の震災では,技術ある人々だけでなく多くの市民も参加し,映像による記録がなされました。伝承に向けた活動です。
日時:3月6日(火)〜12日(月)
会場:7階スタジオシアター
上映作品紹介
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311仙台短篇映画祭映画制作プロジェクト作品 『明日』

仙台で映画祭を!と,震災後41人の監督が映画をつくることに改めて向き合い,つくり上げた仙台発のオムニバス映画。42篇の『明日』には監督たちの思いや葛藤とともに,これからの映画の可能性が映し出されている。
監督阿部理沙 生田尚久 井上剛 今泉力哉 入江悠 ウィスット・ポンニミット 岡田まり 甲斐田祐輔 片岡翔 加藤直輝 河瀨直美 境千慧子 佐々木健太 佐藤央 佐藤良祐 塩田明彦 志子田勇 篠原哲雄 鈴木太一 鈴木卓爾 瀬田なつき タカハタ秀太 田中博之 田中羊一 田中要次田平衛史 遠竹真寛 冨永昌敬 外山光男 内藤瑛亮 中野裕之 朴美和 濱口竜介 日原進太郎 日向朝子 平林勇 堀江慶 真利子哲也 守屋文雄 山下敦弘 和島香太郎 撮影地日本各地(福島,陸前高田を含む) 日本/2011/日本語/英語字幕あり/137分
音声解説・日本語字幕・託児つき映画
『エクレール・お菓子放浪記』

戦時下の街で,盗んだお菓子の味が忘れられず,
どんな困難なことがあっても,お菓子のように人を明るくしたいと願う少年の成長物語。石巻などでロケを行った話題作。
監督近藤明男 撮影地宮城県・石巻市
日本/2011/日本語/107分
入場料1,000円(販売は当日10時から7階スタジオシアターにて)
主催せんだいメディアテーク
共催映画『エクレール・お菓子放浪記』製作と上映を支える宮城県民の会
音声解説を聞くための受信機について▶ 目の不自由な方には,受信機(イヤホン付きFMラジオ)を無料で貸出します。ご希望の方は事前にお申し込みください。電話022-713-4484
託児サービスについて▶ 託児(1歳半~未就学児。子ども1人150円)をご希望の方は,当日先着順、定員8名までご利用いただけます。 受付時間9:50~ 受付場所2階託児室 ※定員になりしだい,締切とさせていただきます。
『わたしたちにできたこと できなかったこと』

大震災発生以降,山形市内でみられた様々な事象を,人物ではなく,張り紙や看板などを通して解き明かす。
監督岡崎孝 撮影地山形県・山形市
日本/2011/日本語/30分
『東日本大震災 教訓を次世代へ』

多くの尊い「命」と「日常」が奪われた誰もが想像しなかった受け入れがたい現実。その時…「明と暗」「生と死」を分けたものはいったい何か。
監督赤間信義 撮影地宮城県
日本/2011/日本語/31分
『なにゃどやら —陸中・小子内の盆唄—』

民俗学者柳田国男の心を引きつけた岩手陸中小子内の盆唄,そして,漁村の暮らし辿る旅。やがて3.11が。
監督平田潤子 撮影地岩手県・小子内
日本/2011/日本語/60分
100年の鼓動 —ハワイに渡った福島太鼓—

戦前,福島からマウイに移住した人たちが残した太鼓や踊りや歌を守り,次世代に伝えようとする日系アメリカ人を描く。FUKUSHIMAへのエールとして上映。
制作ヴィクトリア・ルイン,カル・ルイン 撮影地ハワイ
アメリカ/2011/英語/日本語字幕あり/57分
『なみのおと』

今回我々が写した「語り」とは,直裁的な津波の記録映像が「現象の連鎖」であるのに対して,その脅威のなかで人間が何を考え,何を決断したか,そしてその結果はどうなったのかを映し出す「口承記録」です。
監督濱口竜介,酒井耕 撮影地東北地方東沿岸部
日本/2011/日本語/142分 ★ トークあり
『すぐそばにいたTOMODACHI』

3.11。在日ビルマ人95人が被災地に行きボランティアを行った。様々な事情を抱えながら日本にいるTOMODACHI の行動と思いを映す。
監督セシリア亜美北島 撮影地宮城県・石巻市
日本/2011/日本語/100分
『東日本大震災東北朝鮮学校の記録 2011.3.15-3.20』

震災で校舎が全壊した東北朝鮮初中級学校。直後の被害状況と支援活動を記録し,東北同胞がいかに震災を生き抜いているのかを,ありのまま示す。
制作コマプレス 撮影地宮城県・仙台市
日本/2011/朝鮮語,日本語/日本語字幕/67分
『桧枝岐歌舞伎 やるべぇや』

尾瀬の大自然に囲まれた「桧枝岐歌舞伎」を守り続ける情熱と感動の記録。原発事故で世界を震撼させた「FUKUSHIMA」のイメージを払拭し被災地の復興のエネルギーになることを願う。
監督安孫子亘 撮影地福島県・檜枝岐村
日本/2011/日本語/英語字幕あり/76分
『フレーフレー山田 —忘れないための映像記録—』

法政大学応援部の被災地山田町での活動記録。『法政大学応援団,岩手県山田町へ』,『団員たちの思い』,『山田の夏』の3部構成。
監督御木茂則 撮影地岩手県・山田町
日本/ 2011/日本語/55分
『雪海』

塩竈市出身のスキー・モーグル五輪選手・畑中みゆき。略奪や暴動,決して報じられることのない被災地の現実。震災後,畑中とともに避難所を回り,島で暮らす漁師たちと出会い,海に生きることの意味を知る…。
監督大竹暁 撮影地宮城県・塩竈市
日本/2011/日本語/60分 ★ トークあり
『メディアテーク被害状況報告』

7階の南側の天井は崩落し,3・4階の仙台市民図書館の床は落ちた本で埋め尽くされていた。建築的特徴の一つであるダブルスキンの内側のガラス壁面も一部破損した。
素材提供仙台CATV,越後谷出
編集せんだいメディアテーク 撮影地宮城県・仙台市
日本/2011/日本語/10分
『2011.3.27 仙台—塩竈—仙台港—仙台』

トランクに救援物資を積み,助手席にカメラを添え,仙台市内から宮城県沿岸部までの道のりを撮影した車載映像。
記録木村グレゴリオ
撮影地宮城県・仙台市/塩竈市
日本/2011/日本語/91分
『東日本大震災東北朝鮮学校の記録 part.2』

震災から半年。被災状況が日常の細々とした,煩瑣な手続きなどに浸透してゆく一方,学校再建という大きな課題に向き合う人々の姿を追う。震災によって変わってしまったハッキョ(学校)の光景とは対照的に子どもたちと先生の変わらざる日常も見つめた作品。
制作コマプレス 撮影地宮城県・仙台市
日本/2011/朝鮮語,日本語/日本語字幕/40分
★ トークあり
『2011.6.10 県道10号—七ヶ浜・汐見付近—海岸沿い』

トランクに救援物資を積み,助手席にカメラを添え,仙台市内から宮城県沿岸部までの道のりを撮影した車載映像。
記録木村グレゴリオ
撮影地宮城県・七ケ浜町
日本/2011/日本語/51分
『あいだのことば』

3月末から小森はるか,瀬尾なつみは東北沿岸部に通い記録活動を続けている。これは石巻市と陸前高田市で私達が出会った3つのお家の会話の記録である。
制作小森はるか 撮影地宮城県・石巻市,岩手県・陸前高田市
日本/2011/日本語/60分 ★ トークあり
『2011東日本大震災 仙台一市民の記録』

8ミリカメラ以来,家族や自らの思索の歴史を記録し続け40年,米寿です。中山五丁目の盛り土宅地は大震災により地滑りで被災,我家も市から避難勧告を受けました。現在地を去るには忍びず,アンダーピニング工法で沈下地盤を修復,復興に至るささやかな我家の記録です。
制作末武保政 撮影地宮城県・仙台市
日本/2011/日本語/27分
『どうか記憶よ離れないで』

近くて好きだった土地が,あの日から遠くて近寄りがたい彼の地になった。他人事の再生にしないために,破壊から見つめたい。
監督高野裕之 撮影地宮城県・閖上/荒浜/深沼海岸,福島県・新地町
日本/2011/日本語/52分 ★ トークあり
『測量技師たち』

世界の位置を測り,新たな街を築くために。六人の測量技師たちは荒野となった街に踏み入る。しかし,ここから一体何を描けばいいというのか。映画に何ができるのか?その発端はこの映画の主題でもあり,彼らが測量機材を覗く様は,戸惑いを含めた自分の姿でもある。
監督志子田勇 撮影地岩手県・陸前高田市
日本/2011/日本語/13分 ★ トークあり
『傾いた電柱
~東日本大震災 高野原団地 宅地被害からの復旧~』

東日本大震災による内陸部の宅地被害は4,031戸。行政の支援策が具体化しないまま半年以上が過ぎ,被災者は傾いた自宅を修繕することもできず避難を続けている。被災から1年後,大きく傾いた電柱はどうなるのか。地盤沈下や地滑りなど小規模な がらも深刻な宅地被害の実態と復旧への道程を記録。
ナレーション喜多川美穂 取材・編集川名まこと
撮影地宮城県・仙台市
日本/2011/日本語/20分
『絆で醸す「日本一」の酒~支援へのお返し』

究極の食中酒,伯楽星をつくる大崎市三本木町の新澤醸造店。震災で築140年の蔵が全壊判定を受け,新澤さんは今後の酒造りへの大きな決断を迫られた。復興の誓いとしての酒造りに全国の蔵元仲間が駆けつけ,真夏の三本木で酒造りが始まった。
ディレクター佐藤陽子,関口幸希子 撮影地宮城県・大崎市
日本/2011/日本語/20分
『声の届き方』

「脱原発」と街頭で意思表示をする人たちの声が,それを外側から見つめる人たちにどのように届いているのか,昨年行われたイベントを元にインタビューを行った。
ディレクター伊藤照手 撮影地宮城県・仙台市
日本/2011/日本語/40分
『Café de Monk』

“Monk”とは英語で修道者,僧侶。そこへ悶苦(もだえ苦しむ)の意味をかけ,震災後に傾聴を目的とした移動喫茶が宗教者たちによって行われている。宗派を超えて結集し,犠牲者の弔いや被災者への傾聴活動を始めた宗教者たち。それを可能にしたものとは。3.11後の信仰の在り方を問う。
ディレクターteam Ra+ 撮影地宮城県・仙台市/石巻市
日本/2011/日本語/15分
『chip cultet』

このFilmには私の好きな場所が,たくさん詰まっている。色/空/カメラ/私の四重奏に,音が聴こえてくるといい。
監督佐藤りえ 撮影地宮城県・仙台市
日本/2011/日本語/5分
『なみのこえ β(ベータ)』

『なみのおと』の続編『なみのこえ』の未編集映像に,監督(酒井/濱口)がコメントを加える形で発表していく。津波被害を受けた宮城県気仙沼市,福島県新地町の声を聴き取り,地域の現状を明らかにしていく。会場とのコール&レスポンスを,その後の編集にフィードバックさせる。
監督酒井耕,濱口竜介 撮影地宮城県・気仙沼市,福島県・新地町
日本/2011/日本語/60分 ★ トークあり
『Onagawa Curry & Film vol.3
蒲鉾本舗高政 高橋正樹さん』

創業75年,女川を代表する特産品・かまぼこを製造販売してきた蒲鉾本舗高政。震災からいち早く立ち上がった同社と4代目の高橋正樹さんは今,地域の牽引役として大きな役割を果たしている。
ディレクター宮崎厚志(Social Kitchen Working Group) 撮影地宮城県・女川町
日本/2011/日本語/30分 ★ トークあり
『ここから』

鉄道「飯坂線」(福島-飯坂温泉)車窓からの風景。2011年12月17日撮影。
ディレクター山岡大地 撮影地福島県・福島市
日本/2011/日本語/8分
『沿岸部の風景』

東日本大震災から1年間の,岩手・宮城・福島の被災地の風景と,そこに生きる人々の姿の映像記録。避難所で暮らす人,墓を探す人,瓦礫撤去や家を解体する人,誰かを待つ人など,彼らの姿を通して,あの地震や津波が何だったのかを考え続けたい。
ディレクター鈴尾啓太 撮影地岩手県・大槌町/陸前高田市,宮城県・南三陸町/女川町/名取市,福島県・南相馬市
日本/2011/日本語/90分
『動物たちの大震災』

東日本大震災では犬や猫も大きな受難を生き抜いてきた。寄り添って生きてきた人々にも,困難の日々があった。動物と人々が生き抜いてきた150日間の日々を紡ぐ。
監督宍戸大裕 撮影地宮城県・石巻市,福島県・双葉郡警戒区域内
日本/2011/日本語/30~60分 ★ トークあり