■レポート:山形■


自主制作映像祭
http://www.yii.jp/index.html

東北5県の作品を50分ずつ上映するもので、山形からも「銭湯夜曲」、「2色のフェイ」、「過去の作品ダイジェスト」を上映させてもらいました。

 場所は仙台のメディアテーク(http://www.smt.city.sendai.jp)の7階にて行なわれ、上映と同時に会議室では各県(残念ながら秋田だけ自主映画をやってる方がいない)の代表や監督が活動や制作の方法などをフリートークで語りました。観客として飛び入りも自由で、劇団に所属しているが映像にも興味のある方や、最近自主映画に興味を持っているので話を聞きに来たという方などが同席しました。

 内容的にはどの県も苦戦しているのが「集客」とのことで、やはりまだまだ自主映画の認知度は無いに等しいようです。宮城や盛岡は学生が主体で、とにかくチラシ・ポスター作成と配布に時間と手間をかけているようで、うらやましい限りです。
 福島は個人の監督さんが製作から上映まで、お一人でやっているとかでしんどいようでした。

 そして面白いのが、青森は今年で4回目、盛岡も4回目、山形は3回目、福島は映画祭というものはやってないようですが同じような時期に始まってるようです。仙台はいろいろと古いのやら新しい団体が出来ては消え・・・という感じのようですが、どこも他県に影響された訳ではなく、自発的に始めたのですが時期が同じようです。
 秋田の開催も近いうちになるのではないでしょうか。

 後半は自主映画祭でのグランプリのあり方や、批評をしっかりと言い、それを受けとめること。内輪ネタにならず「見せる」ということをしっかりと認識しなければならないということで、結構熱い座談会になりました。
 予定では1部と2部だったのですが、1部からそのまま2部へ突入。4時間ぶっ続けの座談会でした。他県の映画も見たかったのですが、ちょっとしか見れませんでした。

 しかし、いろいろと考えさせられること多数で、有意義な意見や、見習うべき内容もあったので、それを今後に反映させていければと思います。岩手TVさんや河北新報さんなども来ていて、東北として面白いことができそうな感じだと興味津々のようでした。
 関東・関西は盛り上がっているので、東北としても何かやってみたいもんです。

「自主製作映像祭」
「山形で映画・映像をつくってる方々が自由に気軽に発表できる場を作りたい!」という思いからはじまった企画。県内各地で活発に上映活動を展開。県内の作品を集めた「山形自主製作映像祭2004」は今年の11月29日、ビッグウィングで開催決定!
M&T名義で映像製作も行う意欲的な団体。