2010年10月の自主事業一覧
 開館10周年事業   空きスペースを使った作品展示「いま、バリアとはなにか」

メディアテークの館内は目的別に壁面で区切られた空間ではなく、公共空間としてさまざまな目的を持った人が行き来し、情報が交差する場所です。そして新たな出会いが、次の発見と学習につながることを期待されています。このようなメディアテークの空間をより豊かに活性化するために、ギャラリーにとどまらず、館内のいろいろな場所にアートを展示し、人や芸術への出会いの交差点を増やしていきます。公共空間に入り込んだ芸術は私たちに多くの発見をもたらしてくれるでしょう。展示する作家は空間演出やメディアによる表現を得意とする、北川貴好、石橋素+真鍋大度を予定しています。


9月―12月

参考写真 北川貴好 Twilight Zone眠り―都市 2007年 の写真 [参考写真]北川貴好 Twilight Zone眠り - 都市 2007年
北川貴好 吉島庭園プロジェクト 2007年 の写真 の写真
[参考写真]北川貴好 吉島庭園プロジェクト 2007年
 開館10周年事業   「いま、バリアとはなにか」「せんだいめでぃあヲどり」 上演
10月10日(日)

 開館10周年事業   6階ギャラリーの展覧会「いま、バリアとはなにか」

10周年事業の中核として、美術作家の小山田徹と藤井光が1000㎡以上ある空間全体を使ったダイナミックなインスタレーションを発表します。
小山田徹は、世界的に高く評価されているパフォーマンスグループ「ダムタイプ」での活動後、バザールやカフェなどコミュニティのための共有空間の設計・開発を行っています。藤井光は、映像メディアを用いながら、資本主義社会の歪みなど現代社会の問題点を深く切り取る表現活動を行っています。この展覧会は、両者が現在におけるバリアについての考察をもとに、仙台でのフィールドワークなどを通して集められた大量のモノや映像素材を用いて6階の空間に共同でもう1つの都市仙台を描き出します。


10月23日(土)―12月26日(日)
10:00―19:00(光のページェント点灯以降は21:00まで)
10月28日(木)、11月25日(木)は休館

小山田徹 浮遊博物館 2009年 の写真 小山田徹 浮遊博物館 2009年
藤井光 chapter1 2005年 の写真
藤井光 chapter1 2005年
 開館10周年事業   上映「ことばをこえて ― 映像の力」

「映像の世紀」と詠われた20世紀の終わりから10年、映画やテレビ、インターネットや携帯されるメディアにいたるまで、さまざまな形で映像は拡大と変化をとげ、時に言葉以上に私たちのコミュニケーションを支えるものになっています。私たちは映像で何を、どのように語り、伝えるのか、その力を探求する作品や、ユニークな映像文法の試み、ゲストとの対話を通じて、今日の映像表現に関わる視点をご紹介します。


10月23日(土)―10月26日(火)
11月20日(土)―11月23日(火・祝)
12月18日(土)―12月23日(木・祝)

上映予定作品『ウィンター・ソルジャー』の写真 上映予定作品『ウィンター・ソルジャー』
 開館10周年事業   トークセッション「コミュニケーションの未来へ」

メディアテーク開館からの10年は、情報技術革新の10年でもあり、その変化は私たちを取り巻く環境、経済や都市はもちろん、知や文化のありかたさえも大きく変えようとしています。特に、その変化に伴う「コミュニケーション」を巡る問題は、社会問題のさまざまな側面で指摘されています。身のまわりに溢れかえる情報の中で、私たちが感じるコミュニケーションの困難さ、あるいは過剰さについて、各分野の一線で活躍している方をゲストに迎えてディスカッションを重ね、来るべき10年を見据え、現代におけるコミュニケーションの意味について再考します。


10月、11月、12月 全3回

連続トークセッション「コミュニケーションの未来へ」の写真
7階スタジオ

7階スタジオで、地域文化を豊かにする情報が日々編集・発信されたり、カフェイベント形式によるさまざまな情報交換会を開催し、人々の交流の場を提供したりしています。


通年

7階スタジオの写真