今回は映像音響ライブラリー所蔵資料の中から「アシク・ケリブ」をとりあげます。監督のセルゲイ・パラジャーノフは当時ソビエト権力からの弾圧をうけ、長い間思うように映画製作が出来ない状況にありました。その中で生み出された作品は強烈な個性を放ち、創造力に溢れています。故郷グルジアの風土に根差しながら、東洋をも連想させる鮮やかな色彩と民族音楽、独特の神秘的な映像は圧倒的であり、後の多くの映画監督に影響を与えています。

「アシク・ケリブ」 1988年製作/グルジア/アルメニア語音声/日本語字幕/74分

2月8日[火]
19:00−20:15 (開場18:45)

混雑状況により開場時刻が早まることがあります。

せんだいメディアテーク7階スタジオシアター
定員180名

※満席の場合は入場をお断りすることがあります。

入場無料

DVDでの上映となります。

作品内容

心やさしい吟遊詩人のアシク・ケリブは富豪の娘と恋に落ちるが、貧しさゆえに彼女の父親は結婚を許さない。彼女に千の夜と千の昼の後に帰ると約束して放浪の旅に出た彼は、旅先で運命に翻弄されながらも成長し、やがて彼女が他の男と結婚させられるのを知り白馬に乗って故郷を目指す。ロシアの国民的詩人、ミハイル・レールモントフの原作をもとに、パラジャーノフが描く美しく幻想的なおとぎ話。

スタジオシアター今後の上映予定

3月12・13日「シネマ・マネジメント・ワークショップ上映企画」
3月19日−3月29日「ペドロ・コスタ特集上映」

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